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【絶体絶命】大事なときに風邪でダウン!フリーランスの仕事も生活もマジでヤバかった時の話

フリーランスと風邪

仕事と生活をすべて1人でやりくりしなければならないフリーランス。特に独身一人暮らしとなると、風邪を引いてダウンしたときの危機感ったら半端じゃありません。ただでさえ風邪の療養だけでも辛いのに、クライアントワークを抱えていれば「今日は休みます」は通用しません。時には、風邪だろうがなんだろうが仕事をこなさなければいけないという過酷な状況も発生します。

今回は、一人暮らしのフリーランスの「納期直前に風邪でダウンした話」と「自分の主催イベント当日に高熱でダウンした話」をご紹介します。これを読んで今一度、自分の体調管理への戒めとなれば幸いです。


突然の風邪と納期との戦いの記録

私はフリーランスのWEBライターです。
フリーランスで仕事をしていると、周りの方から「自由な時間に仕事ができていいよね」なんてよく言われます。
確かにその通りなんですが、それは健康な時の話。
風邪を引いた時なんてとっても悲惨で、目も当てられません。

納期まで長いので油断していました

某日とある案件を頂きまして、お互いに内容や納期も合意。
納期までは1週間ありました。
納期まではだいぶ期間があるので、夜遅くまでネットサーフィンをやっていたり仕事に手を付けなかったんです。

しかし夜更かしが3日目を過ぎた頃、突然の体調不良が訪れました。
朝方やけに息苦しくて目が覚めたんです。
口の中もカラカラに乾燥し、喉もイガイガ。
トイレでも行こうかと起き上がったらフラフラして歩けません。
鼻づまり、喉の痛み、発熱、これらの症状は紛れもなく『風邪』でした。

ともあれ納期までは約4日ありますから、数日ベッドで養生して原稿を間に合わせればいいのです。
そう思い、テーブル上にある加湿器を着けて2日程ベッドで安静にしていたら「ピロリロリー」とメールの着信音が鳴りました。
ディスプレイを覗いたら『△△さん』と表示されているではありませんか。
△△さんとは案件を私に依頼されたクライアントさんです。

熱で潤む目を見開きつつメール本文に目を通したら…
「△△です。納期は○日でしたが×日まで仕上げてください」

文面を見た瞬間サーッと背中に寒気が走り、心臓がドッドッドと嫌な音を立てて目の前が暗くなりかけました。
×日までは後2日、こうして突然早まった納期と私の戦いが幕を開けたのでした。

焦りと風邪の症状で原稿が進まない

納期が早まった時点で悠長に寝ているヒマはありません。
会社員同様フリーランスも”報連相”が必須です。
「分かりました、間に合わせます」と即返信をし、寝癖も直さず縒れたパジャマのままデスクトップパソコンに向かって原稿を書きはじめました。

が、風邪のせいで頭が働かず全く文章が纏まりません。
書いては消しの繰り返し、焦っているので何度もタイプミスをしてしまいタイムロス。

チッチッと普段は意識しない掛け時計の秒針の音が、静寂の室内に木霊してさらに私を焦らせます。
しばらく試行錯誤しているとスイッチが入ったようで、文章が思い浮かび始めました。

しかしこのまま突っ走ろうと気合いを入れた矢先に厄介な鼻づまり。
鼻をかんで再度取り組むと、鼻づまりによる口呼吸のせいで今度は喉のイガイガを誘発。
筆が進む矢先に風邪の症状が集中力を殺ぐので堪ったものではありませんでした。

こんな時のためにも…作業部屋は整理整頓が基本

どうにか下書きは完了。
しかし受難は続き、後で推敲をしようと一旦デスクトップから離れた瞬間、足首に何かが引っ掛かり水が入った容器が宙を浮いて私は床に転んでしまったのです。
キーボードや床に水が掛かって辺りは大惨事、足を引っ掛けたのは加湿器のコードでした。
加湿器の水でキーボード、絨毯が水浸し。
拭こうにも体がだるく、時間だけが刻々と過ぎていきます。

原稿の完成後に部屋は片付けることにして、今度は推敲に取り掛かろうとした時に「ピンポーン」とインターホンが鳴りました。

思い出すだけでも顔から火が出ます

「今開けます」
重い体を引きずりながらドアを開けると、宅配便のお兄さんがギョッとした表情で私を見ていました。
ふと玄関備え付けの鏡を見ると私の頭は寝癖で爆発、眉毛は書いてない、足の甲や脛は床を拭いた新聞紙のインクで汚れた状態でした。
「たく、宅配便です…ハンコをお願いします」
その時のお兄さんの目は今でも忘れられず、羞恥心でさらに熱が上がったのは言うまでもありません。

とにかく推敲を完了させようとまたデスクトップに向かい、途中物置から持って来た災害備蓄用のサバの缶詰を摘まみつつ作業を着々と進めてやっと原稿は完成。

風邪を引いたり、出かける時間のない時に缶詰って役立つんですよね。

クライアントにメールでファイルを送り後は指示を待つだけ。これにて案件は一旦終了しました。
時計を見たら締め切りまで後3時間とギリギリ。やっと寝れる!とデスクトップを背にしたら思い出しました。
まだ加湿器の水浸しを片付けてなかったんです、嗚呼ドッと疲れが…。

仕事も生活も散々でしたが救いもありました

あの後私は加湿器の片付けもせず、ベッドで泥の如く眠ってしまったようです。
風邪は一晩グッスリ寝たら軽く、納期から解放されたこともあって気分もスッキリ。

パソコンのメールボックスを開いたら、クライアントから1通メールが着ていました。

—急な対応をありがとうございました。
原稿はOKです。さらに評判が良かったので、また別の案件でも依頼させて頂きます—

この時の私の顔は酷くニヤけていたことでしょう。
やはりお褒め頂くととても嬉しいですね、風邪にダウンしつつ頑張った甲斐がありました。

「ピンポーン」

またインターホンが鳴ったので今度は身なりを整えてから出ると、そこにいたのは食材を持った母親。
家電が繋がらず、不安になって駆け付けたそうです。
見ると部屋にある家電の受話器はいつものポジションから転げ落ちて通話中の状態でした。
恐らく加湿器の転倒時にズラしてしまったのでしょう。

「部屋をこんなに散らかして!片付けるから寝てな」

紆余曲折あり、部屋の片付けも自分でやらなくてよくなったので超ラッキー。
その後母親の手料理を食べた頃にすっかり風邪は落ち着いていたのでした。

今回は一件落着でしたが、自身のスケジュール管理、体調管理の甘さについて猛省しました。
このエピソードはフリーランスを続ける上での教訓にしています。

─LittleWriterさん(29歳・女性)


絶体絶命!主催イベントの当日に体調不良

私は普段物書きなんかを生業にしていますが、それと平行してイベントのプロデュースなんてことを手がけたりもしています。
あっ、イベントって言ってもそんな大したことはしていません。
ただ、イベントの内容を企画して、それに合わせて出演者を決めて告知して、お客さんを集めてアルバイト集めて、当日は滞りなく進行するよう現場を取り仕切るだけ。

こうやって書くと何だから凄いことをしているように思えてきますが、本当に大したことはしていません。ただの雑用です。

だけど、大したイベントではないだけに、補佐してくれる人なんて誰もいないし念のため多めに人を雇っておくことなんてとても不可能。誰か人を増やせばそのぶんフリーランスである私の身入りが減ってしまうわけで、そのためいつもギリギリの人数でやっているのが実情です。

このように、自転車操業的なプロデュースを仕掛ける私のイベントに、大変な事態が起きてしまいました。

何を隠そう、それは私の体調不良です。

その日は朝から体調が思わしくなく、起きる時間になっても身体がまったく動かないのです。
妙な寒気を背中に感じながら恐る恐る体温を測ってみると…、

39度オーバー!

ヒャー!そりゃ身体が動くわけがありません。

しかし、私はフリーランスの身。電話で上司に「今日は休みマース」なんて言うわけにはいきませんし、そもそも言う上司もいません。
こういうときは、落ち着くのが一番です。落ち着いて、もしこのまま私が今日一日を布団の中で寝て過ごしたらどうなるか…、

ヒャー!大変なことになりますね。

フリーランスである私に与えられた選択肢は一つだけ。そう「いつものように現場に向かうこと」だけです。
とはいえ、起き上がろうにも眩暈がして起き上がれないし、起き上がったところですぐにぶっ倒れる始末。
こんな状態で現場に行ったところで何もできません。
行かなければ何もできないし、行ったところで何もできない。結局は「何もできない」のです。

イベントを遠隔操作

幸いなのは、何とか声はでることだけが救い。
こうなったら、全ての人間に電話で指示してイベントを円滑に行なうしかありません。

まず考えなければならないのは告知です!
しかしこの日はイベント当日です。既に告知は全て終了しているから無事当日を迎えられているわけです。
よって、告知についてはやることは特になし!あっても後回しです。

次は出演者の手配です。これも手配は全て完了しています。後は出演者が問題なく動いてくれることを願うのみ。これも今すぐ何かしなければならないということはありません。
アルバイトスタッフの手配も同様、既に完了しているので何も問題を起こさないことを願うだけです。

あと必要なのは現場での指示。
イベントなんてものは生き物です。どんなに用意周到に計画を練っていても、当日にならないと何が起こるか分かりません。
困ったことに一つ問題が起こると、また別の問題が発生し、下手するとイベント自体が台無しになることだって珍しくないのです。
それを防ぐためには、現場で臨機応変に問題に対応し、取り仕切る必要があるのです。

これはもう、他の誰にも任せることができません。
現場で起こったことを逐一、電話で報告を受け、私が指示を出して対応するしかないのです。
でも、現場で起こっていることを、現場にいてもいない私が電話で指示して対応するなんてことができるのでしょうか。

不安ですが、やるしかありません!

私は、電話で信頼できるスタッフに、体の状態を告げつつ、最低限の指示を出して、何かあったときはすぐに連絡するよう伝えました。
たとえ、どんな問題が起ころうとも、しっかりと対応してみせる!
奮い立たせるように、自分に言い聞かせます。
昔と違って今は通信環境が劇的に良くなっています。
電話をどれだけかけても莫大な通話料を請求されるなんてことはありません。私は電話を繋ぎっぱなしにするよう指示して、枕元に電話を置いて待機します。

遠隔指示でなんとか乗り切った!

結果から言うとイベントは大成功。
繋ぎっぱなしにした電話から特に重大な要件が飛び込んでくることはなく、滞りなく終了いたしました。

臨機応変な対応?
そんなものは全く発生せず、途中から私も安心して寝ていましたもん。ぐっすり休んで、イベントが終了する頃にはちょっと体調回復していたくらいです。

結局のところ、私がいないとイベントが開催できないなんて思っていたのは私だけ。
実際にやってみると、私なんていなくても何の支障もなくイベントは成功したのです。
しかしもいつもより売り上げが良かったみたいな話も聞こえてきます…、嬉しいけど、ちょっと悲しい。

風邪でダウンしたピンチの状況でも頼りになる仲間に恵まれて良かったですね。仲間って本当に素晴らしい。

─Tさん(男性)


これはフリーランスに限ったことではありませんが、一人暮らしをしているとどうしても食生活が偏りがち。そんなところから免疫力が低下して風邪を引いてしまうこともあるでしょう。
しっかり食べて、しっかり睡眠を取って、部屋はきれいにしておいて、風邪を引きにくい環境をつくりましょう。インフルエンザのシーズンには、予防接種もお忘れなく。体調管理も仕事のうち、ですよ!