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バリスタ直伝!自宅での美味しいコーヒーの淹れ方講座 豆の選び方、必要な道具からドリップまで

フリーランスのための自宅での珈琲の淹れ方

自宅でフリーランスのお仕事をこなしていて、何だか行き詰ったとき、ちょっと気分転換したいとき、一杯の美味しいコーヒーがあるだけで、すっきりリフレッシュできますよね。
そんな時にコンビニコーヒーやインスタントコーヒーで済ませるのではなく、ちょっとこだわって、自分でコーヒーを丁寧に淹れてみるのも素敵です。という訳で今回は、自宅でできる本格的なコーヒーの淹れ方を、その道のプロにお伺いしてみました。

今回、美味しいコーヒーの淹れ方を丁寧に教えてくださいたマギさんは、普段はフリーランスとして編集のお仕事をしながら、バリスタとして自家焙煎の珈琲屋を運営してらっしゃいます。マギさんの現在のこだわりはハンドドリップ。中でも最も難易度が高いと言われる、布のフィルターを使用した「ネルドリップ」と呼ばれる手法もマスターされています。

この記事では、初心者でも始めやすいコーヒーの淹れ方を、必要な道具や豆の種類から解説していただきました。是非このページを保存しておいて、ワンランク上の美味しいコーヒーをお楽しみ下さい!


目次

自分でコーヒーを淹れて飲む2つのメリット

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コンビニコーヒーやインスタントコーヒーよりもおいしいコーヒーを仕事の合間に飲めたらそんな時もあると思います。新鮮な豆を使い、お湯とコーヒーの分量を間違えなければ、おいしいコーヒーは思っているより簡単に淹れられます。

まずは、自分で淹れておいしいコーヒーを飲むメリットをご紹介します。

1. 薫りの効能でリフレッシュ

なんといっても、淹れはじめから飲むまでコーヒーの豊かな薫りを味わえるのが利点。コーヒーの薫りは、リラックス効果や集中力アップの効果をもたらし、仕事を助けてくれます。

2. 淹れる作業で頭を切り替えられる

コーヒーを淹れるということには、お湯の温度、注ぎ方、豆の量や種類選びなど、様々な要素が絡んできます。一つ一つを考えることで、別の作業で脳をリフレッシュさせることができます。淹れているときに漂う薫りもいいものですよ。

豆はどこで買うべきか?

大手販売店に並んでいるコーヒーは、物によっては一ヶ月前に焙煎された物もあり、新鮮でないものが多くおすすめできません。

コーヒー豆は是非、お近くのコーヒー焙煎所か、自家焙煎している喫茶店よりお買い求めください。焙煎したてのコーヒー豆が手に入ります。お店によっては通販で購入することもできます。

一般にコーヒーの賞味期限は1週間(妥協すれば2週間持つ物も…)と言われていますので、一日当たりの消費量に合わせて量を調節してください。例えば一人で飲む場合は100g(6-9杯分)が最適です。

また、購入した豆は密閉できるキャニスターに入れ、高温多湿を避けて常温で保管しましょう。写真のようなレバーとパッキンで密閉できるタイプがお勧めです。

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豆と粉、どちらで買う?

コーヒーはできるだけ、豆の状態で買うことをおすすめします。コーヒーの薫りの7割は、粉にしたときに飛んでしまうと言われています。
豆の状態で買う場合、入れる直前に自分でコーヒーミルを使い、粉にする必要があります。上から豆を入れ、ハンドルを回して挽きます。

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初めて買うなら豆を入れる部分に蓋ができ、お手頃な「カリタ ドームミル」「ポーレックスセラミック コーヒーミル」「ハリオ コーヒーミル セラミック スリム」などがおすすめです。

豆の銘柄はどれがいい?

豆の銘柄ですが、「これが絶対によい」と言うことは難しいです。それぞれ違った細かい特徴があり、「コクがある」「酸味が爽やか」「お茶のような味」など、色々な特徴があります。ここには一般的な豆の傾向を書いておきます。

ブラジル サントス

ブラジルのサントス港から輸出されたコーヒー豆です。濃く焙煎されることが多く、アイスコーヒーにもよく使われます。

コロンビア スプレモ

コロンビアで採れた豆の中でも、豆の大きさが大きいものをより分けたものです。比較的軽く中庸な味です。

グァテマラ アンティグア

グァテマラの中でも最高級のコーヒーが栽培される地域の豆です。浅煎り・中煎りでは果実のような酸味と甘味、深煎りではコクのある味わい深い薫りを楽しめます。

エチオピア モカ

豆の形が長細いコーヒーです。「モカ」はエチオピアやイエメンで栽培されるこのタイプのもので、酸味が強く複雑な香りを持ち、コアな人気を持つ高級な豆です。

コーヒーを淹れよう!フレンチプレス編

最初に、豆とお湯の分量さえ間違えなければ手軽に淹れられる「フレンチプレス」を使った淹れ方をご説明いたします。

フレンチプレスは、コーヒーの細かい粉がカップに残るため、味や舌触りが重く、濃くなりやすい淹れ方です。

1. 必要な道具

やかん(ケトル)、もしくは電気ポット

お湯を沸かすのに使います。ガスコンロでお湯を沸かした方が、水道水や浄水のカルキ臭が飛ぶのでおすすめです。

フレンチプレス(コーヒープレス)

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写真のような形をした器具で、上のハンドルを上下させることで中のフィルターが上下します。お茶を淹れるのにも使えるので便利です。

コーヒースプーン(メジャースプーン)、もしくははかり

コーヒー豆を計量するのに使います。

2. 淹れ方の手順

A. コーヒーをはかり、ミルで挽く

コーヒー豆を測ります。メジャースプーンでざっくりと計っても良いですし、はかりを使って正確に計量しても良いです。
メジャースプーンを使って測る場合、メーカーによってすりきり一杯の量が違うのでご注意ください。
(: ハリオのメジャースプーン:12-14g、カリタのメジャースプーン: 10-12g)

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使う分量は、コーヒープレスの容量によって異なります。たとえば、容量350cc(3杯分)いっぱいに淹れる場合は17-20g使います。豆を多く使えば使うほど濃くなるので、お好みに合わせて調節してください。

B. コーヒープレスに粉とお湯を入れ、3-4分待つ

必要な分のコーヒーの粉を中に入れます。挽き具合は、写真のように「中粗挽き」か「粗挽き」がおすすめです。細かすぎると雑味が出やすくなります。

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粉を入れたら、コーヒープレスの中にお湯を注ぎます。お湯は沸騰させた後、30秒ほど置いて90-95度程度で淹れると、薫りが飛びづらいです。

コーヒープレスには杯数の目盛りが付いているので、そのラインまで注いでください。

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注いだら、3-4分待ちます。このとき、まだフィルターは下まで下げきらず、上げたままにしておきます。

C. フィルターを下げ、コーヒーをカップに注ぐ

3-4分経ったら、フィルターを下げます。

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コーヒーをカップに注いで、飲みましょう。事前にカップにお湯を注いで捨て、温めておくと、温度が下がらずに美味しく飲むことができます。

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コーヒーを淹れよう!ハンドドリップ編

次にペーパーフィルターを使った「ハンドドリップ」の淹れ方をご紹介します。

ハンドドリップはお湯の注ぎ方、豆の量、お湯の温度によって味が変わりやすく、自分で味を作り出す楽しみがあります。ぜひチャレンジしてみてください。

A. 必要なもの

ドリップポット(もしくはやかんや急須)

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ドリップポットは、お湯の注ぎ口が細くなったポットです。直接火にかけられるものもあります。素材もさまざまで、ステンレスや琺瑯、さらに銅製のものもあります。お気に入りのポットを探してください。

お手頃で使いやすいモデルは、「ハリオ ドリップケトル ヴォーノ」「月兎印 スリムポット」です。電気ポットなら「Russel Hobbs カフェケトル」がよいでしょう。
なければやかんや急須でも良いですが、お湯を細く注ぐのが難しくなります。

急須スキッター

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急須やドリップポットから、さらに細くお湯を注ぐことができる便利なアイテムです。通販なら100-200円程度で買うことができます。

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このように、急須やドリップポットの先に差し込んで使います。最初の「コーヒーの粉を蒸らす」作業で、一滴ずつお湯を落とすことができるため、大変便利です。慣れれば急須でも上手なドリップができます。

ドリッパーとフィルター

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フィルターをドリッパーの中に入れ、その上から粉を入れてお湯を注ぎます。

100均で揃うものから、高級な銅製のドリッパーまであり、形状も扇形のものから円錐形のものまで様々です。おすすめのドリッパーは、汚れがこびりつきづらいガラスか陶器でできたものです。

ペーパーフィルターは100均のものでは薄すぎるので、「カリタ」や「ハリオ」などのフィルターを買う事をお勧めします。ドリッパーの形状によってフィルターの形は違うので(多いのは円錐形と扇型)、ドリッパーに合った形のものを選んでください。

コーヒーサーバー

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ドリッパーから落ちてくるコーヒーを受けるのに使います。
無くてもカップの上に直接ドリッパーをおけば大丈夫ですが、ドリップした量がわかりやすくなるのであると便利です。

コーヒースプーン(メジャースプーン)、もしくははかり

コーヒー豆を計量するのに使います。

2. 淹れ方の手順

A. ドリッパーとサーバー、カップをあたためる

サーバーの上にドリッパーを乗せ、お湯をドリッパーの上から注いで捨てます。カップも同じようにお湯を注いで捨てます。
必須ではありませんが、やっておくとドリップしたコーヒーの温度が下がりづらくなります。

B. ドリッパーにフィルターをセットし、コーヒーの粉を入れる

ドリッパーにフィルターをセットします。フィルターは写真の右のように端を折ってださい。

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フィルターの上からコーヒーの粉を入れます。コーヒーは一杯あたり10-14gか、メジャースプーン一杯分を基準に調節してください。コーヒーの粉は写真のように「中挽き」か「中粗挽き」がよいです。

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粉を入れたら、軽くドリッパーをゆすり、コーヒーの粉が平坦になるようにします。

C. お湯を沸かし、少し置く

フレンチプレスの時と同じように、お湯を沸かして少し冷まします。

温度はフレンチプレスの時よりも低めで、80度前後がよいです。ガスコンロで沸かしている最中に細かい泡が出始めたくらいの温度がよいでしょう。

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D. ドリッパーにお湯を少し注ぎ、コーヒーの粉を蒸らす

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最初は特にゆっくり注ぎます。なるべくドリッパーに近いところに注ぎ口を持ってきて、お湯を静かにポタポタと垂らすイメージです。また、ドリッパーの端には注がずに、真ん中から渦巻きや「の」の字を描くようにまんべんなく注ぎます。コーヒーの粉がお湯でひたひたにならないように気を付けてください。

しばらくして、下記写真のようにドリッパーからコーヒーが数滴サーバーに落ちてきたら、蒸らしは終了です。17drip

E. ドリップする

粉を蒸らせたら、続けて同じ要領でお湯を注ぎ、必要な分をドリップします。
お湯を注ぐとコーヒーの粉が膨らみ、細かい泡が出てきます。この泡が大きくなりすぎず、また消えないようにお湯の量を調整し注ぎ続けます。18awa

必要な分量を注いだら、ドリップ完了です。

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いかがでしたでしょうか?簡単ではありますが、自宅でのコーヒーの淹れ方を紹介させていただきました。
淹れる時間と、淹れた後に飲む時間を楽しみ、フリーランス仕事の合間の癒しの時間にお役立てください。