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【ぶっちゃけ】フリーランスの俺たちが、会社を辞めた本当の理由【キツかった】

フリーランスの退職理由

「会社辞めて、フリーランスとして独立したんだよね」

ある日友人にこんな事を聞かれたら、やっぱり気になっちゃうのはこれ。

「で、なんで辞めたの?」

勤め先を退職してフリーランスになった方は、当然ですが誰だって『会社を辞めた理由』というものがあるはずです。
「独立して一旗揚げたい!」というポジティブな理由もあれば、「こんな会社、もう無理!」というちょっとネガティブな理由もあることでしょう。

今回は、先輩フリーランス4名の「会社を辞めたぶっちゃけエピソード」を、ここだけでこっそり明かしてもらいました。前半はポジティブ理由、そして後半はちょっとエグいネガティブな理由を語って頂きます。


《したいこと》を《できなかったこと》にするにはまだ若すぎる!

最初は楽しかった会社員生活

私は普段、フリーランスのWebライターとして楽しく仕事をしています。

今年の4月までは、インテリア関連の商社にてプロダクトデザイナーとして、3年半ほど勤務。デザインやミーティング、国内外出張が多く、多忙な日々でしたが、国内外様々な場所に行けて、自分の好きなデザインができる、楽しい日々でもありました。

「会社の休日やルールに縛られるなんてもう嫌!」

しかし、勤務2年を過ぎた頃、徐々に疲れを感じてきました。

私が勤務していた会社の年間休日は99日と、労働基準法ギリギリの日数。
祝日は基本的に出勤日で、土曜日出勤も多かったです。
正直、休みの日は寝るか料理をするかで、遠出はなかなかできません。
「働くために休む」そんな言葉がぴったりな休日ばかりでした。

海外出張などで取得した代休を取る際に、内勤の同僚にあまり良く思われていなかったことや、上司が休みをあまり取らないため休みにくいこともあり、休みを取ることに対し、ストレスを感じるように。

また、祝日や土曜日の出勤前に「え、今日休みじゃないの?」と聞いてくる家族に対しても毎回いら立ちを感じるようになり、精神的に限界を感じてきました。

土曜出勤のある日、ふと、昔私が「世界一周」を夢にしていたこと、ずっと会いたかったけど会えていない友人など自分がしたかったことや会いたい人などを次々と思い出しました。

そこから、退職を決意するのに時間はかかりませんでした。

「《したいこと》を《できなかったこと》にするにはまだ若すぎる!」と。

温かく見送ってくれた同僚・上司に感謝

退職を決心したのがちょうど繁忙期だったため、上司に退職の意を伝えるタイミングを考慮する必要はありましたが、なんとか退職の意を伝えることができました。

退職の意を伝えると上司はその場で号泣。入社からずっと一緒にいて下さった方で思い出をたくさん共有していた方だったため、私ももらい泣きしそうになりましたが、ぐっとこらえ、「フリーランスライターをしながら、海外を旅したい」という夢を伝えると「やりたいことがあるなら僕には止められない。精一杯やりなさい」という言葉をいただき、今でも私を応援して下さっています。

他の同僚は退職の日に大きな花束と寄せ書きをプレゼントしてくれました。「モチダがしたいこと、全部できますように!」と応援してくれた同僚・上司に今度会う時に胸を張って会えるよう、もっと日々の仕事を頑張ってゆきたいと思います。

─モチダさん(27歳・女性)


パフォーマンスを最大化できる環境を求め退職、フリーランスになりました

Webライターでフリーランスをしています。会社員の頃からウェブサイトのコンテンツ制作や更新業務を行っていました。今もWebライターをしているので、仕事の内容自体が嫌いというわけではありませんでした。私の場合は仕事の内容というよりも、人間関係や複数人で同じ空間で働くことがとても窮屈に感じたので、会社員を辞めることにしました。

もともと、新卒で入社した会社も1年以内に辞めました。上場している企業だったので、大きな会社は自分に合わないのだろうと思い、小規模の企業に転職しました。いわゆるベンチャー企業というような20人未満の会社です。大きな企業の堅苦しい雰囲気がない就職先だったので、長く勤めていけるだろうと思っていました。入社して1年くらい過ぎて、違和感を持ち始めました。

新卒入社のところではすぐに辞めてしまったし、次に入る会社は5年以上勤めようと思っていました。ですが、実際には2年以内に辞めることになりました。

「大きい会社だと自分の意見が通りづらかい。ベンチャーなら意見も聞いてもらえる。大手よりもベンチャーが向いてる人もいる」

そんな話を聞いたこともあって小さい会社を選んだのですが、私は根本的な問題を勘違いしていました。上司と同じ空間で仕事をすることが私にとっては苦痛だったのです。

会社員は向いてない!と思った瞬間

人に監視されているような雰囲気で仕事をすることが私には合っていませんでした。大手企業にいる頃から、細かい勤怠の手続きや仕事の報告書などが常に嫌でした。

有給取得の煩雑な手続きをするのはなぜだろう。どうして会社は仕事をすることに集中できるような環境を作らないのだろう。常に疑問を持っていました。

細かい事務処理をいちいちさせられるので、常に上司や経理から見張られているような感じがしてとても嫌でした。

大手だから面倒なのだろうと思っていましたが、小さい企業に入ってもその状況は変わりませんでした。むしろ、上司がすぐそばにいる状況が毎日のように続くので、監視されているような緊張状態は常に続きます。
社長が営業マンで活躍しているような小規模企業であれば話は違うのかもしれませんが、Web系の会社だと社長はほとんど社内にいます。

もちろん真面目に仕事はしているのですが、社長に見張られているような感じがする環境で働くのは私の場合はとても疲れてしまいました。

ちょっとしたミスで怒られた時に「ああ、このまま小さなミスで怒られるような環境では疲れてしまうし、委縮して成長するチャンスも逃してしまうだろう」と思いました。そして、退職を決めました。

辞めてみてわかったこと

私がフリーランスになったのは「自分が一番、成果を上げられる環境はどこにあるのだろう」と考えた結果でした。

会社員として働く方が自分のパフォーマンスが高く維持できるのであれば、そうしていたかもしれません。ですが、フリーランスとして自分だけで働いている時の方がガリガリと仕事ができているなという感覚があります。

組織ではないため監視が全くされないので、自分の甘さを律することができるかどうかが課題になってきます。だけど、見張られている緊張感で汗をかくよりも甘えを律することに工夫を凝らすほうがよっぽど生産的です。

実際、時給に換算すると会社員時代よりも収入が増えるようになってきました。人それぞれ適している環境があると思います。私の場合は上司から監視されているような環境に置かれ続けることが苦痛でした。その結果仕事のパフォーマンスも悪くなりました。だから、フリーランスなってよかったと考えています。

─poiさん(27歳・男性)


自分のやりたい事に全力投球できるフリーランス。会社のしきたりに囚われず、自分ルールに従って邁進できる環境は、自立精神のある人にはとても向いていますね。
一方で、勤め先がブラックすぎて、やむを得ず逃げるように退職したというエピソードも…。


セクハラ上司にウンザリ!私が円満退職を装いながらも退職した理由

同業他社に転職した私の配属先の支店長がトンデモ俺様気質の最低男だった。

個人向けローン(消費者金融)に勤めていた当時、流行り始めた過払い請求の煽りで、長年勤めていた会社の支店閉鎖ということで退職した私。すぐに同業他社に面接に行き、面接官であったブロック長と波長が合い、その場で即採用。見事、すぐに再就職を果たしてめでたしめでたしと胸を撫で下ろした私ですが、配属された支店の支店長がとんでもない俺様気質!俺様資質でもリーダーシップを発揮するできる俺様と、ただ怒鳴るだけの俺様がいますが、私の新就職先は後者の俺様が仕切る店舗だったのです。「しまった!早まった!」と思ったのはそう時間はかかりませんでした。

俺様支店長のトンデモ発想の数々に面従腹背ながらも呆れる私を含めた社員。

“俺様”との闘いの日々はまさに面従腹背ながらも呆れる日々でした。

男尊女卑の塊のような俺様の元にいた当時は、今現在程、セクハラ、パワハラ、モラハラと騒がれる少し前のこと。今だったらもう完全にすべての行状を行っていました。

まず女性社員の容姿でランク付け。

  • やたらと臨店する上長の接待の強制参加。限界過ぎても飲まされるため、翌日社員は全員二日酔い。(宴会の際、女性社員は必ずコンパニオン扱いのため足など触られることも…)
  • 自分は仕事せず、怒鳴りながらネットサーフィンとキャバクラのお姉さんと楽しく電話。

おそらく俺様支店長にも課せられた営業数字を社員にも上乗せされ、天文学的な営業目標を押し付けられ、毎日夕礼で怒鳴られまくります。男女の区別なく。
私の知る限り支店長が営業しているのを見たことがありません。ふんぞり返って怒鳴る日々だったように思います。

業種的に営業数字を追いかけるのが仕事ですから、こちらも必死で取り組むものの、達成しようがしまいが怒鳴られる日々。それでも仕事ですから皆、表向きは面従腹背、休日出勤もしました。

もう限界!私が退職を決意したとき

俺様ワンマン系はおだてていればご機嫌なので、どうにかやりすごしておりましたが、「ああ、この人はダメだと」退職を脳裏にかすめたのが、入社してわずか3か月程度。

繁華街のど真ん中にあるうちの支店、ランチになれば交代で外食に出るのですが、”俺様”は週に何度かキャバクラのお姉さんを連れてご満悦でお出かけ、「俺の女だ」と自慢して長いランチで席を離れます。(お姉さんも仕事ですから気の毒に…)

まだ、ここまではいいですが、この支店、社員の誕生日にプレゼントを贈る習慣があり、”俺様”の意向で男性社員はアダルトDVD数本グッズ、女性社員にもアダルトグッズ。彼氏アリには後日感想を求められる。という、買いに行かされる男性社員も気の毒な風習がありました。その男性社員は私より少し前に辞めてしまわれたのですが、やはり苦痛だったと思います。

また、会社指定の制服で、ブレザー、ベスト、ブラウス、スカートなので肌色のストッキング着用が決まりでしたが、女子社員で一人、まったくすね毛のケアをしていない変わった女性に対しては、あてつけのようにシェービング用品とアダルトグッズを贈っていました。

このままこの会社にいてはもうすぐ誕生日の私にも、もれなくアダルトグッズと(当時彼氏アリ)後日使ったかどうかの感想を求められる…。その感想はほぼ強要。

過去にもらった女性社員は帰り道に捨てて適当な感想を言ったそうで、私も同じように捨てて帰るつもりでしたが、もう耐えられない!「違う業種で働きたい」と一身上の理由で予告なく退職願を提出したのは入社5か月に入る手前でした。

その後、副支店長、俺様支店長の説得があり、また本部から偉い人がわざわざお越しになり、入社後経験者のためそれなりに数字を挙げている私の説得をなんとか振り切って退職したのは入社5か月過ぎた頃でした。

どうにか退職し、前職から6か月経っていないこともあり、前職の離職票で会社都合の退職扱いで、失業手当が受けられたのは不幸中の幸いでした。

今はあの”俺様”はどうしているのかわかりませんが、やはりこの会社も過払い請求の焦げ付きに支店撤退を余儀なくされたので、今だったら完全にセクハラ、パワハラ、モラハラ、アルハラとアウト判定ですよね。結局、入社すぐ辞めたという不名誉な経歴を植え付けてくれて、今でも恨んでいます(笑)

─ミサコさん(28歳・女性)


給料を遠慮するのが愛社精神?私がブラック企業を辞めて得たもの

少し前まで勤務していた会社が、一般的にいうブラック企業、それも超がつく程ド級のブラック企業でした。

職種はIT企業のウェブコンサルタント。
というと聞こえが良いようですが、ウェブを利用した仕事なら何でも引き受けるというのが実情。
ウェブページの作成だろうがライティングだろうがコンサルティングだろう、およそウェブという括りの中に入る仕事なら何でもする会社です。
もちろん、そんなスキルなんて会社のどこにもなく、調子の良いことだけクライアントに話して、後は受注してから考えるというのが実態なのです。

そんなだから、納品する仕事のスキルも恐ろしく低く、ウェブページの作成を請け負ったところでデザインカンプを見せずにサイト作って、クライアントから気に入らないとクレームを受けることなんていつものこと。

それを無理やりでも納品してお金もらえるのなら良いですが、納品を断られたら売り上げがゼロになってしまいますよね。
売り上げがゼロということは、利益だってゼロ。
そのしわ寄せがどこに来るのかというと…、お察しの通り社員の給料です。

この会社では、社員の給料が遅配するのは当たり前。
ひどいときには会社が儲かっていないんだから、社員は給料を遠慮するのが当たり前だという、わけの分からない理論がまかり通っているのです。

会社を維持するため給料を遠慮するのが愛社精神?
いやいやいやいや、おかしいでしょそれって。

どんなに素晴らしい会社であっても、自分の生活の方が優先。
会社のために自分を犠牲にしすぎるなんてことがあってはならないのです。

おまけにこの会社、ワンマン社長であるため、パワハラ&モラハラがものすごい。
上記の通り、給料を我慢するのが当たり前というのだけでも十分モラハラですが、普段も社員の意見や考えなんてまったくの無視!
なにか意見しても「俺の言うことが正しいんだ!」の一点張りで聞く耳なんて持ちません。
結果、社員は「あんたの言うことが間違っているから、こんな状態なんだ!」と言いたくなるのを堪えて耐え忍ぶのです。
まぁ、私は耐え忍びなんてしませんでしたけどね。

そんな会社の中でも、まともそうなクライアントさんと仲良くさせてもらい、会社を辞めて独立することを事前に相談。
今まで、会社の方針に疑問を持っていたクライアントさんはすぐに私のほうに付いてくれることを快諾してくれました。
価格だって質だって、ブラックな会社を通すよりも、私を通した方がよっぽど良かったですからね。

今はもう、そのブラックな会社を辞めて、数少ない良質なクライアントさんと一緒に独立して仕事をしています。
さんざんなブラック企業でしたけど、良質なクライアントさんを引き抜けたことだが、そこで得たものです。

─Kさん(男性)


フリーランスとしてのびのびと仕事をしている今となっては、想像もつかないような過酷な環境でしたね…。
何はともあれ、ここに登場してくださったフリーランスの皆さんが、今は自分のやりたいように自由に楽しく仕事ができているようで、何よりです。
仕事内容も人間関係も、すべての個人個人に最適化された世の中になると良いですね。