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迷えるあなたへ…フリーランス精神の支えになった、オススメの書籍4冊

フリーランスおすすめ本

フリーランスとなり、たった一人で社会の大海原に飛び込んでゆくとき、時に行動指針がブレたり、どうしていいかわからず、たまらず不安になってしまうことがあると思います。

そんなとき、助けとなるが本。良い本には、あなたの心の支えとなり、新しい発想を与え、思い悩んでいたことを解決するヒントとなるかもしれません。

でも、どんな本を読んで良いのか見つけられない…、そんなあなたのために、実際にフリーランスのみなさんが読んで役に立った4冊をご紹介させて頂きます。


1冊目:『新 自分を磨く方法』

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私が紹介する本は『新 自分を磨く方法』(スティービー・クレオ・ダービック 著, 干場 弓子 翻訳/厚徳社)です。
フリーランスとして活動し始めたばかりの頃「自分には無理なんじゃないか」と些細なことで自分の仕事をあきらめようとしていたときに、次の一文を読んで気持ちが変わりました。

ノミは、青の小さな身体で1フィート以上ジャンプすることができる。 
ところが、そのノミをビーカーに入れガラス板でフタをすると、跳び上がってはぶつかるというのを何度も繰り返すうちに、やがて、ガラス板の少し下までしかジャンプしなくなり、それは、ガラス板を取り外しても変わらないという。
もう、障害はないのに、小さなビーカーの中で、たかだか数インチのジャンプを繰り返すのだ。
自分にはその何十倍もの力があるとは夢にも思わずに。
ー中略ー
自分の可能性に限界を設けてはいけない。 
たとえ誰が何と言っても、これまで誰があなたに何と言ってきたのだとしても、あなたにはもっと可能性がある。

自分の可能性がどれくらいあるかなんて誰にもわからない。 
それなのに少しうまくいかないことがあるからって、すぐに「自分なんてどうせ」と思っていた当時「まだまだ出来るかもしれない、がんばろう」とこの部分を読むことで自分を奮い立たせてくれました。

見た目の派手さで仕事を選んでいたときに、「あの人には仕事があるのに私には仕事がない」 
「なんであの人ばかり仕事してるんだ」 
「こんな仕事したって意味ない」 と、人と比べていて腐っていたときに、仕事ってのはそんなんじゃないんだ、と思わせてくれたのが次の文章です。

わたしたちは、仕事やさまざまな行動に、「何を」したらいいのか、成長できるのか、幸福になれるのか、と考える。
けれども、成長や幸福を言う点では、何をするかよりも、「どのように」するか、のほうがずっと重要だ。
ー中略ー
およそ仕事の価値は、その仕事そのものにあるのではない。誰が、どのように、それを行うかによって、その価値が決まる。
何であれ、やると決めたら、そのことに最善を尽くそう。それが、人の尊敬と感動を呼ぶ。
そして、何より、あなたに成長と幸福をもたらす。

大事なところは仕事の派手さではなかったんです。 
自分がどういう気持ちで仕事をするか。 
当たり前だけれども大切なことに気付かされました。
この一文を読んでから、どんな小さな仕事でも、誰もが知っている大きな仕事でも、根底にある、仕事をいただいたことに対する感謝の気持ちと、その時自分ができる精一杯のことをする、というスタンスは今でも変わらないです。

フリーランスとして仕事をする上での大切なことはもちろん、生きていく上で必要なこともたくさん詰まっている、おすすめの一冊です。

新自分を磨く方法(リンク先:amazon.co.jp)

─gonjさん(31歳・男性)

2冊目:『野心のすすめ』

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前職とは異なる業界に足を踏み入れた私を奮い立たせ、フリーランスとしての覚悟を新たにした最高の1冊は、『野心のすすめ』(林真理子著/講談社)です。
この作品は、著者が就活で40社以上から不採用通知を受け取り、アルバイト生活を余儀なくされた不毛な時代から、どのようにして自分の流れを作り、直木賞受賞作家へと上り詰めていったのか、また、その過程で味わう葛藤との向き合い方などが、自身の経験を踏まえて語られています。
作品中には心に響く言葉がたくさんちりばめられていますが、まず惹きつけられたのが、

自分の身の程を知ることも大切ですが、ちょっとでもいいから、身の程よりも上を目指してみる。そうして初めて選択肢が増え、人生が上に広がっていくんです。

という言葉です。わかりやすく登山にたとえ、富士山を目指せとは言っていないけれど、最初から高尾山くらいでいいやと思っていたら、登山口の駐車場でずっとウロウロしている人生を送ることになる、というくだりには、ハッとさせられました。

私の場合、前職とはまったく関係ない職種でフリーランスになったということもあり、駆け出しの頃にはもちろんコネも人脈もありませんでした。当時、私は何事に対してもなぜか尻込みしてしまい、どことなく遠慮がちでした。でも、この作品に出合い、ちょっと貪欲なくらいに行動を起こさないと、結局何も始まらないという、当然と言えば当然の事実に気づかされたのです。小さくまとまらずに、自分に枠を作ることをやめ、自分には無理だと思っていた分野の勉強を始めて新規開拓につなげることができたのは、この言葉に触発されたおかげです。

また、

次の作品が売れなかったら、という不安を抱えつつも、そんなことをいちいち怖がっていたら作家業を続けていくのは無理。
何はともあれ、絶対にすべてを芸の肥やしにしてやると思って努力し続けていると、実はあとで、一番胸を張れる期間になっていたりする。

という言葉は、今でも、日々のチャレンジ精神を支え続ける、私にとってのフリーランスライフの座右の銘です。
前例とは違う方法を試してみたくなったとき、不安はつきものですが、「やらない後悔」だけはしたくないとあらためて感じたのがこの言葉です。
一歩踏み出してみて初めて得られるものを吟味し、育てていくことこそが、企業に縛られないフリーランスの醍醐味だと気づき、大いに駆り立てられました。

著者の実体験に裏打ちされたエピソードは非常に説得力があり、たとえ今が不毛でも、努力を惜しまなければ何とかなる!というエールはとても励みになります。自分が積み重ねてきた努力をうまく披露するチャンスを作る、という、戦略面についても考えさせられました。

野心のすすめ(リンク先:amazon.co.jp)

─Riricaさん(37歳・女性)

3冊目:『新 ガラクタ捨てれば自分が見える』

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子どもが生まれて数年が経ち、仕事に復帰するか悩んでいました。そんなタイミングで出会ったのが、この『新 ガラクタ捨てれば自分が見える』(カレン・キングストン 著, 田村 明子 翻訳/小学館文庫)に出会いました。

この本は、長年風水の研究に携わってきた著者による、片付けの本です。この本を読むと、今すぐに部屋をキレイにしなくては!という衝動に駆られます。
私もその勢いで、部屋にあったガラクタを処分していきました。産後は育児に追われ、部屋のことなんて見て見ぬふりをしていたので、驚くほどのガラクタがありました。
著者はこの本の中で、ガラクタはエネルギーを奪い、思考を鈍らせると書いています。

部屋が片付いたとき、私にとって大切なものは何かわかりました。家で子供と過ごす時間です。外で働くことを諦めきれずにいましたが、ここでやっと手放す決心がつきました。
こんな風に未来の希望について考えるのも、本当に久しぶりでした。著者は、部屋にスペースがないと、新しいものが入ってこれないと書いています。部屋からガラクタがなくなることで、新しい夢や希望が入ってきたのだと思います。

ごくまれにですが、お受けしていいのか悩んでしまうお仕事をいただくことがあります。そんな時も、この本に決断する勇気をもらいました。
せっかくいただいたお仕事をお断りするのは失礼なことですし、とても勇気がいります。でも不思議なことに、お断りした直後に、新しいお仕事をいただくことが多いのです。
持っているものを手放すと、自分にぴったりのものが入ってくる、と著者が書いています。読んでいる時は信じられませんでしたが、実際に体験して「なるほどな」と納得しました。

なんとなく読み始めた本でしたが、とても影響力の強い本です。読んだら行動せずにはいられなくなる、そんな力があります。
迷っていることや、悩みがある人に、ぜひ読んでほしいと思います。

新 ガラクタ捨てれば自分が見える(リンク先:amazon.co.jp)

─まつしたさん(34歳・女性)

4冊目:『私の個人主義』

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私が最も勇気づけられた本は、夏目漱石の『私の個人主義』(講談社)という本です。この本には、漱石が行った5つの講演が収録されています。

収録されている5つの講演の中で私が最も印象に残ったのが、この本のタイトルにもなっている「私の個人主義」という講演。この講演は大正3年に学習院で行われました。この中で漱石は、彼の人生を振り返りながら、彼の個人主義についての考え方を述べています。

漱石は若い頃、大学で英文学を専攻しましたが、結局それを理解した感覚は得られませんでした。卒業後は成り行きで教師になりましたが、「腹の中は常に空虚でした」(132ページ)と彼は言います。「私はこの世に生れた以上何かしなければならん、といって何をして好いか少しも見当が付かない。私はちょうど霧の中に閉じ込められた孤独の人間のように立ち竦(すく)んでしまったのです。」(同)とも言っています。

そんな時、漱石は文部省からイギリスへの留学を命じられます。しかし、イギリスに渡っても、彼の空虚感は消えることはありませんでした。英文学についても解らずじまいで、彼は何のために本を読んでいるのか分からなくなってしまいました。彼は神経衰弱、現代で言ううつ状態になるほどまでに悩んでいたのです。

悩む中で、漱石は、それまでの自分が「他人本位」であり、それが駄目であったということに気づきます。他人本位とは、他人の評価を「理が非でもそうだとしてしまういわゆる人真似」(133ページ)を指します。そして彼は、この他人本位とは対極の、他人の評価を鵜吞みにせず自分自身で考える「自己本位」になることによって、自分を取り戻し、神経衰弱も徐々に克服することができたのでした。

その経験から、漱石は次のように述べています。

「ああここにおれの進むべき道があった!ようやく掘り当てた!こういう感投詞を心の底から叫び出される時、あなたがたは始めて心を安んずる事が出来るのでしょう。」(139ページ)

そして、かつての彼のように悩みを抱えている人には、そのように「ああここだという掘当てる所まで行ったら宜かろうと思うのです。」(同)と助言します。

人生をいかに生きていくかを考える上で、この講演から学べることはとても多いように思います。漱石が自分の感じていた空虚さから目を背けずに誠実に向き合う姿にも感銘を受けました。「ここにおれの進むべき道があった!ようやく掘り当てた!」と思えた時、彼はどれだけ幸せだったことでしょう。机上の空論ではなく彼の実体験だからこそ深みがあります。私もこの本を手に取る度に元気をもらい、勇気づけられています。

私の個人主義(リンク先:amazon.co.jp)

─Hiroさん (28歳、男性)


どの本も、きっとあなたの迷える想いを解消するヒントとなってくれるのではないでしょうか。
何かに行き詰まった時、ふっと力を抜いて、読書からインスピレーションを得るのも大切です。あなただけのとっておきの一冊に出会えると良いですね。