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「どうしてもやる気が出ない日」フリーランスのみんな、どう対処してる?【前編】

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「今日はどうしてもやる気が出ない!」フリーランスとして毎日仕事をしていると、時にそんな日もやってきてしまうでしょう。
決められた退社時間に向けて集団で仕事をする会社員と違って、ひとり自分の裁量で仕事をするフリーランスにとって、その日仕事をするのもしないのも自由。かといって「やる気がでないから」なんて理由で仕事の手を止めてしまうのはいかがなものか…。実は多くのフリーランスにとってモチベーション管理は大きな課題となっています。

他のフリーランスのみんなは、どうしてもやる気が出ないとき、どうやって対処しているのでしょうか。誰もが気になるこちらのテーマを、前編・後編の二編に分けてお届けします。


やる気が出ないのには、何らかの原因があるのでは?

「仕事のやる気が起きない」というのは、会社の監視のないフリーランスにとってはかなり痛手となるものです。多くの人はやる気が出ないことを「悪」とみて、何とかやる気を出そうと努力しますが、私はそれとは少し異なる考え方を持っています。

仕事のやる気が起きないことには、何らかの原因があるのではないかと考えています。無理矢理やる気を出すのではなく、やる気が起きない原因は何なのかを突き止め、対処することが、根本的な解決につながるように思います。

私も仕事に取り組むとき、なかなかやる気になれないということがありました。その仕事自体は興味深いものだったので、なぜだろうと自分自身を振り返ってみたのですが、自分があまりに完璧主義に陥っていたのではないかということに思い至りました。その仕事が面白かっただけに、徹底的に良い作品に仕上げようという過度の意気込みが、かえって自分の負担になっていたのです。

やりたいことなら、「やる気」は必要ないはず

本当に自分がやりたいと思っていることについて、人間は意識してやる気を出す必要などありません。例えば、とても仲の良い親友と久しぶりに会えることになった、という状況を考えてみてください。その親友に会うのにやる気を出す必要がありますか?

あるいは、幼い子どもだった頃のことを思い出してみてください。あなたは遊ぶときに「やる気を出して」遊んでいましたか?そんなことはなかったはずです。外で遊ぶことが好きだった人は誰に言われなくても外で遊んでいたはずですし、絵を描くことが好きだった人は誰に言われなくても絵を描いていたはずです。そういった姿が我々の本来の姿です。

「仕事のやる気が出ない」ということは、何か本来の自分の姿とはかけ離れている要素、原因があるのだと考えられます。私のように完璧主義が過ぎてそれが自分の負担になっていることが原因の場合もあるでしょうし、その仕事に全く、あるいはほとんど関心が持てないというケースもあるでしょう。あるいは、取引先との人間関係で悩みを抱えている場合もあるかもしれませんし、風邪などで自分の体調に問題があるのかもしれません。このように、仕事へのやる気が起きない原因は様々なものが考えられますが、それは本人が自分を見つめ直す作業を行って見つけていく必要があります。

仕事へのやる気が起きない時には、そのようにやる気が起きなくなってしまっている理由を考え、それを解消していくことが、本来持っているやる気を取り戻すのには効果的なように思います。

─Hiroさん (29歳・男性)


「制作」を「作業」に感じ始めたら黄信号

私は仕事はグラフィックデザイン8割、ライティング2割と、自宅で仕事をする事が殆どです。
好きでフリーになったのに贅沢な話ですが、何日も延々と同じ事を繰り返さなければならない時などは苦痛で仕方が無く、たとえ実入りのいい仕事であっても、手が動かなくなってしまう事も珍しくありません。
どうやら私は、自分が思っている以上に「マンネリ」に弱いようなのです。

作業を始めた時は、楽しくていくらでも続けられる!と思った仕事でも、環境や思考がルーチンワーク化してしまう状態が続くと、次第にペースが落ち始めてしまいます。嫌々と作業を続ける先に待っているのは、事態の重症化でしかありません。
時にはお店や屋外で仕事をする事にするなど、環境を変える事で悪循環に陥らないように気を付けているものの、それだけでは対処できない時がやってきます。

心と身体の連動を利用して、やる気スイッチをオン

会社員として働いていた頃は「お気に入りの音楽を聞きながら休憩を取る」だけでモチベーションを上げる事ができました。ですが、今では常に音楽を聴きながら仕事をしているため、不幸にもこの方法は使えなくなってしまったのです。
強力な気分転換を失った私は、映画や仮眠をしてみましたが、どれも思った程の効果は得られませんでした。色々試行錯誤してみたものの、一度疲弊した心は中々回復しなかったのです。
そんな時は身体を覚醒させる事で頭を働かせ、思考を一旦ゼロにするようにしています。身体を追い込む事で、1時間程のランニングを終える頃には心地よい倦怠感と共にやる気が戻り、仕事に向いやすい精神状態を作り上げる事ができました。

しかし、身体を動かすだけで全てが解決できないことが、年に1度か2度は来てしまいます。
そんな窮地に立たされた時、私は今まで経験したことの無い事にチャレンジすると決めています。例えば木工やガラス細工など、各種工房の体験講習に脚を運んでみるのです。するとどうでしょう。たった2時間程度の体験にもかかわらず、面白いほど心がニュートラルに戻るのです。
慣れない事に一心不乱に取り組む事に加え、他のジャンルでクリエイティブな活動をしている人と接する事で、知らず知らずのうちに刺激を貰っているのも理由の一つかもしれませんね。

─s.asanoさん(31歳・男性)


「やる気」問題に悩んでいるのは、どうやら自分だけではなさそうだと少し安心できましたか?
次回は、後編をお届けします!