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フリーランスにおススメのクラウドオンラインストレージ徹底比較!【DropBox / Google Drive / OneDrive / iCloud Drive】

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たいていのフリーランサーにとって、納品はなんらかのデータであることがほとんどだと思いますが、セキュリティやコミュニケーションのスムーズさなどデータのやり取りは何かと気を使うところですよね。取り扱うデータの量も日に日に大きくなっていきます。今回は、一見どれも似たように見えるクラウドストレージサービスの中から、主要な サービス4つ(Dropbox、Google Drive、One Drive、iCloud)を比較してみました。

※ここに記載されている情報は2017年3月現在のものです。サービスの内容や料金は頻繁に変更されますのでご注意ください。


 

DropBox

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スマートフォンが一般に普及するようになる少し前の2008年にサービスを開始したDropbox。2016年3月には利用者が5億人を突破したと発表されました。あくまでもファイル共有に焦点を置いたシンプルなサービスで圧倒的な支持を得ています。

公式サイト:https://www.dropbox.com/

基本料金とデータ容量

  • Basicプラン / 無料。2GB〜20GB(友達紹介などの条件をクリアすれば容量を最大20GBまで増やせる)
  • Plusプラン / 月額¥1,200、年額¥11,800

下記はビジネス用プラン(最小3ライセンスから。30日間の無料トライアルあり)

  • Standard:月額¥1,500×ライセンス数、年額¥15,000×ライセンス数。容量2TB
  • Advance:月額¥2,400×ライセンス数、年額¥24,000×ライセンス数。容量制限なし
  • Enterprise:要問い合わせ。

※非営利機関、教育機関用の割引も用意されている。いずれにせよ個別に問い合わせが必要

セキュリティ

4桁のパスコードによるロックを設定できます。また、盗難などの非常時に遠隔操作でデータを削除できる機能、ミスで消去してしまった時のファイル復元機能など、セキュリティ面にも十分な配慮がなされています。

Dropboxのここが優秀

共有ファイルがいつ誰によって閲覧・編集されたかを確認することもできるというのは複数でチームを組んで作業に取り組むときなどは便利な機能ですね。
有料プランを解約しても容量が減った分のデータが削除されない、というのも有り難いシステムです。オーバー分のファイルは「読み取り専用」となるだけで消滅するわけではないようです。

Dropboxのここが残念

Android版ではそうではないものの、iOS版でのアプリの評価が低くなっています(アップデート後に日本語表記されなくなった、動作が重い、などの声が上がっています)。
その他、実際にアプリ(iOS)版を使ってみると、「ヘルプ」機能で問題を解決しようとしても、エラーになってリンク先が表示されないという、いざという時にちょっと困る問題も見られました。

Google Drive

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現在8億人を超えるアクティブユーザーを抱えるGoogle Drive。多くの人はGmailからなんの迷いもなく、あるいは知らないうちにこのサービスを使い始めたことでしょう。Gmailの添付ファイルなどもワンクリックで保存できる簡単さ、既存サービスとの密な連携で不動の地位を築いています。

公式サイト:https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/

基本料金とデータ容量

  • 15GBプラン / 無料
  • 100GBプラン / 月額¥250
  • 1TB / 月額¥1,300
  • 10TB / 月額¥13,000
  • 20TB / 月額¥26,000
  • 30TB / 月額¥27,000
  • ビジネス向けプラン
    「G Suite Business」(ビジネスのために用意された“G Suite”という別サービスの一部):月額¥1,200で1TB(5ユーザー以上で契約すれ容量ば無制限)のストレージが利用可能。(30日間の無料試用期間あり)

セキュリティ

4桁のパスコードを設定できます。また機種によっては指紋認証でのロック解除も可能です。
Googleはプランをダウングレード(有料プランから無料プランに戻る場合など)した際も「引き続きすべてのデータにアクセス可。データの追加や作成は不可」と説明しています。ただしその場合、「そのアカウント宛に送られたメールは送信者に返送される」とあり、つまりはメールの受信すらできなくなるということなので、Gmailをメインで使っているユーザーにとっては注意が必要です。

Google Driveのここが優秀

Googleが提供するGmailや、ブラウザ内でもアプリとしても使える「スプレッドシート」「ドキュメント」などとも連携するストレージですので使いやすさには何の疑問もありません。また今回上がったサービスの中では、無料で最も大きな容量を提供しています。

 
Google Driveのここが残念

料金プランが細かく設定されていているのは一見使いやすそうに見えますがどんなに大容量のプランを選んでも料金は「1TBあたり¥1,300」で固定されていますのでお得感はありません。
さらにG Suitであれば月額¥1,200で様々なサービスに加えて容量1TB(この時点で普通のGoogle Driveの1TBプランより安い)、5人以上で利用すれば容量が無制限に使えるわけで、5人分を一人で支払えば月額¥6,000で無制限ストレージが利用可能になるはずです。10TB以上の高額プランには何の存在意義があるのか、ちょっとよくわからないですね。いずれにせよGoogle DriveとG Suiteは統合してもらえるともっとわかりやすそうなのに、複雑で残念な気がします。

OneDrive

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最近になって認知度が高くなってきましたが原型は2007年には原型が出来上がっていました(旧名「SkyDrive」)。かつては無料で30GB使える期間もあったので現在の5GBプランには不満を感じる人も多いようですが、WordやExcelなどの簡易版も使えるなど、痒い所に手が届くサービスです。

公式サイト:https://onedrive.live.com/about/ja-jp/

基本料金とデータ容量

  • 5GB / 無料
  • 50GB / 月額¥170
  • One Drive for Business プラン1 1TB/ 月額¥540(年間契約のみ)
  • One Drive for Business プラン2 5TB/ 月額¥1,090(年間契約のみ)
  • Office Solo 1TB / 月額¥1,274、年額¥12,744(ストレージだけでなくmicrosoftのWord、Excelなどの完全版を一年間利用できる)

セキュリティ

OneDriveも4桁のパスコードを設定できます。また指紋認証が可能なモバイルで使用する際は指紋認証でロック解除も可能です。

OneDriveのここが優秀

機能制限付きのWord、ExcelなどもOneDriveのサービス内で無料で使えるというのも利点です。閲覧やちょっとした編集さえできればいいという多くのユーザーにとっては嬉しいサービスですよね。5GBはやや少なめに思えるかもしれませんが、そもそもOffice系の.docxや.xlsxなどのファイルは軽いものなので、多くの人にとって「必要にして十分」なサービスだと言えるでしょう。

 
OneDriveのここが残念

Googleのように「同社サービス内で安い方が多機能」というような矛盾はありませんが、Microsoftがサービス体系を「OneDrive」と「Offce 365 Solo」に分けていることが逆にユーザーにとっては分かりにくさを生んでいるように思えます。また同じサービスでも注文の仕方で料金が違うという点も納得しづらい点です(iOS版アプリからは「Office 365 SoloとOneDriveのプレミアム機能」と称して1TBで月額¥1,400のプランに案内される。上記の50GB/¥170プランについては知らされない。また同じOffice 365 Soloでもオフィシャルサイトでは年間¥12,744だが同じものがAmazonでは¥11,581で販売中)。

iCloud Drive

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Windowsには対応しているもののAndroidには非対応なことからもわかるように、あくまでもiPhone、iPad利用者を念頭に置いて用意されたサービスです。

公式サイト:http://www.apple.com/jp/icloud/

基本料金とデータ容量

  • 50 GB /月額 ¥130
  • 200 GB / 月額¥400
  • 1 TB / 月額¥1300
  • 2 TB / 月額¥2500

セキュリティ

FBIや連邦裁判所から、捜査のために犯罪者の使っていたiPhoneのロック解除を求められても拒否するほど、Appleはプライバシーとセキュリティーに強いこだわりを持っているようです。「128 ビット以上の AES 暗号化を採用」と言われてもなんのことだかわかりませんが「大手の金融機関で使われているものと同じレベルのセキュリティ」と説明されるとよくわかります。要するにセキュリティは鉄壁ということですね。

 
iCloud Driveのここが優秀

SDカードなどでストレージを増設できないiPad、iPhoneユーザーにはなくてはならないサービスです。容量に収まる限りは煩雑な設定なしにバックアップをとってくれますし、ストレージとはちょっと関係ないですが紛失や盗難時にも簡単な操作で本体の位置を追跡し、また遠隔操作で内部の情報を削除するなどの機能もiCloudを介して行われます。

 
iCloud Driveのここが残念

iCloudの位置付けとしてはiPhoneなどのデータのバックアップやファミリー共有、iPhone本体のストレージが足りない場合のためのオプションという位置付けのようです。仕事としてチーム内でファイル共有や共同編集、クライアントとのデータのやり取りのためにはあまり出番がないサービスかもしれませんね。

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こうして比べてみると、個人向き、チーム作業向き、事務作業向き、大容量を扱うクリエイター向きと、同じように見えたサービスでも違った特徴が見えてきましたね。また頻繁に取引するクライアントや共同作業するチームのメンバーがどんなサービスを使っているかも気にかけてみると良いかもしれません。

比較的新しい分野のサービスですので、これからより大容量で、より安く、より安全なサービスが生まれることも期待できそうです。