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フリーランスに訊いた!LINEでの仕事の連絡はアリ?ナシ?【ナシ派の意見】

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クライアントとコンタクトを取る連絡はたくさんあります。電話にメール、チャット、最近はSNSも…。
そんな中で、最もカジュアルでプライベートな印象がある『LINE』でクライアントと連絡を取ることには賛否あります。
あなたは、LINEで仕事の連絡を取ること、アリだと思いますか?
前回は、「あり派」の意見をご紹介しましたが、今回は「LINEで仕事の連絡はナシでしょ!」という意見をまとめてみました。

セキュリティと環境面で反対

私は、仕事の連絡や相談などをLINEでやりとりすることについて、反対です。
その理由は、セキュリティの面で不安があること、インターネット環境に大きく左右される側面があることにあります。

LINEはセキュリティの面で不安がある

これが一番大きな理由ですが、LINEはセキュリティの面で、完全に安心とはいえません。

まず、一時期ワイドショーを騒がせていた、芸能人のトーク画面が流出したことで発覚した不倫問題。これがもし、仕事の内容で、しかも機密性が高い物だったとしたら、クライアントに与える損害は計り知れないでしょう。
なお、前記の「芸能人のトーク画面流出問題」については、対策が講じられているようですが、その対策が適用されるためには、バージョンのアップデートが必要となっています。
そのため、ネットリテラシーが低い人で、アップデートを怠ってしまっているような場合は、依然として流出の危険性があることになります。

次に、短い内容であれば、誰でも閲覧が可能になっているという危険性があります。
詳しく説明しますと、LINEで相手から連絡があると、通常の設定のままであれば、スマートフォンのロック画面に、文章の一部が掲載されてしまいます。
これが原因で、第三者に盗み見られてしまった結果、トラブルに発展する可能性もゼロではありません。そうであるにもかかわらず、個別に通知の有無を変更することはできないということもあり、この点について対策している人は少ないことが考えられます。

最後に、誤送信のリスクが高いというところも、問題としてあげられます。
これはLINEのメリットでもありますが、連絡のやり取りが非常に手軽です。トークルームは最終連絡順に羅列されていますし、最後に連絡していた人とのトーク画面については、またアプリを開いたとき、そのまま表示されたりもします。
しかし、これが逆に誤送信のリスクを高めているともいえるのです。
頻繁に連絡する人の場合、トークルームの順位はめまぐるしく変化するため、全く別の人に間違って連絡してしまうというミスを誘発しやすくなっています。
また、最後に開いたままだと思っていたトーク画面が、実は別の相手だったことに気付かず、誤送信してしまうという事も十分考えられます。
しかも、誤送信に気付いて慌てて止めようとしても、一瞬で送信されてしまうため撤回がほぼ不可能というのも、問題といえるでしょう。
これが、クライアントへの連絡で、しかも機密性が高い内容だった場合、取り返しがつかないことになるのは、想像に難くありません。

LINEはインターネットの環境に大きく左右される

これは私がつい最近経験したことなのですが、LINEは相手のネット環境に大きく左右されるようです。
友人に対しLINEで連絡した際、普段は遅くともその日のうちには返信があるのですが、その時は全く既読にならず、連絡が返ってきたのは約1週間後だったということがありました。
原因を尋ねたところ、自宅のネット回線の調子が非常に悪かったようで、私の連絡が1週間ほど経ってから相手に届いていたというのです。
仕事をする際に、スムーズなやり取りができるというのは、もはや当然の前提といえます。通常の連絡もそうですが、緊急事態が起きた時に、連絡がつかないというのは話になりません。
前述した友人の状態が自分にも起こり、しかも、もしクライアントとのやり取りの中で発生していたら、確実に信用を失うことになります。
フリーランスは信用が全てといっても過言ではありませんから、一度信用を失えば、今後の活動に大きく影響を与えます。

以上の理由から、私は冒頭で述べた通り、仕事の連絡や相談などをLINEでやりとりすることについて、反対です。
フリーランスは信用が第一ですから、最も安全で、かつ、最も確実な連絡手段を通じて、クライアントとやりとりするのが望ましいでしょう。

─mkt426さん(30歳・男性)


ビジネスではリスクの少ないツールの選択をしたいから

ビジネスを行うということは、取引先の要望をいかに汲み取るかが大切となります。
その際、少しでもトラブル、リスクのなくスムーズに仕事をする必要があります。

当然、連絡のやり取りは作業開始の時ではなく、開始前の打合せの段階から行いますので、詳細が決まる時点でクライアントに心配をかけてしまうと、作業が開始されずに終わってしまう場合があります。

勿論、クライアントはどの段階で怪しいと思われてしまうか不明なので、連絡のやり取りにはLINEやFacebookなどのツールを使用せず、出来るだけ電話やPCメールなどの一般的なツールを状況に応じて用いる必要があります。
では、なぜ連絡は控えるべきなのでしょうか。

クライアントの連絡手段の統計

MMD研究所がスマホを所持している20歳~49歳のビジネスパーソン557人を対象に
「ビジネスパーソンのコミュニケーションツールに関する調査」を行った結果では
1:LINE 43.3% 2:Facebook 29.6% 3:Skype 12.0% という結果が出ました。

ここで大切なのは、選択肢のすべてのコミュニケーションアプリに対して「利用していない」と答えたビジネスパーソンも26.4%もいたという事です。

1位のLINE利用者を年齢別で見たところ、「よく利用している」と答えたビジネスパーソンは20~29歳(62.6%)30~39歳(41.0%)、40~49歳(26.4%)と、年齢が低いほど利用率が高くなる結果になりました。
ここでも44.2%の方が「プライベート用なのであまり仕事仲間・取引先の人とは使いたくない」と答えています。

ビジネスは電話とPCメールから

確かにLINEやFacebookのやり取りは便利ですが、仕事で利用していない人やプライベート用と決めて使用している人が多い中では、これらの人にLINEやFacebookを用いて連絡してしまうと信頼を損なったり顰蹙をかってしまう結果になりかねません。

個人コミュニケーションツールは情報漏洩の観点から取引先で使用を禁止しているクライアントもあります。
反対に正式に使用を認めているツールもありますので、この辺りは打ち合わせの際にチェックしておくと良いと思います。

もちろん、LINEやFacebookは個人の友好関係を構築するには非常に便利です。
私も仕事仲間から仲良くなった方々には”仕事以外”の飲みの約束をする時には使用したりしています。

ビジネスシーンでは誰もが使用していて、出来るだけリスクの少ないものを選んであげる必要があります。
それが「電話」と「PCメール」になります。
この電話とPCメールで仕事を行い、信頼と実績を作っていく事が大切になります。

つまりLINEをビジネスの現場で使用することは、使用を控えている人が多く信頼構築のためにもリスクがありますので、仕事連絡としては”ナシ”だと思います。

-Sさん


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便利である反面、ビジネス利用となれば気をつけたい部分もあるLINE。気心知れた仕事仲間同士の連絡ならともかく、クライアントとの連絡手段として利用する際にはメリットとデメリット、リスクもしっかり考慮した上で上手に取り入れたいものですね。