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考察!なぜ新幹線の中での仕事は捗るのか?

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新幹線の中って、何故か仕事がはかどりますよねぇ…。移動中に仕事の一つ、二つも片付いてしまうと、降車時にはスッキリ充実感。
今回は、「なぜ新幹線の中って仕事が捗っちゃうんだろう?」について考えてみました。

車内を見渡せば…

ビジネスマンの切磋琢磨!
盆暮れや正月を除き、なんと多いことでしょうか。新幹線でパソコンを開いている乗客がここにも、あちらにも…。中にはチーカマ(チーズカマボコ)をつまみに、缶ビールを持ちながらも、鋭い眼光でキーを打っている人もいます。顔は若干赤いものの、報告書らしき書類を作成中の姿はビジネス戦士です。もっとラフなスタイルのフリーランスのような方は、ブログ作成でもしているのでしょうか。

そんな光景を間の当たりにすると、こちらも仕事をしなければ、という気になります。これを「新幹線の仕事の伝播(でんぱ)」と勝手に名付けます。視界に入る乗客が仕事をしていると、ビールをプシュとやったあとでも、条件反射的にパソコンを起動するのです。心理学的に定義づけされている、同調行動の中の「情報的影響」に似ています。車内でパソコンを開いている人を勝手にライバル視する切磋琢磨状態ともいえます。

会社にもない、カフェにもない、新幹線にはある
フリーランサーなら、行きつけのカフェで仕事をするケースも多いかと思います。カフェや会社になくて、新幹線にあるものといえば、車窓と車内販売です。仕事をサクサク進めるうえで、かなり重要な要素を占めます。

車窓のメリット

  • 山並みや街並みの景色でリフレッシュ
  • 開放感があり、リラックスできる環境
  • 常に風景が変わるので新鮮な感覚が持続する

車内販売のメリット

  • 注文のたびに席を立たなくてもいい
  • 商品が届くので集中力を阻害されない
  • 軽食メニューもあるので空腹時にも対応できる

時速260kmにも負けない速さを目指す

新幹線は定時運行が厳命されています。このため、時間に対するマネジメントがしやすのがメリットです。特にフリーランスにとって、オン・オフの時間のメリハリは永遠の課題です。オンの時間なのに、オフの時間が長ければ、非生産的な仕事になります。新幹線の場合、停車駅ごとに仕事の進ちょく率の度合いが明らかになります。例えば、約2,000字の原稿作成を例にしてみます。

東京8:00発→新大阪10:33分着・のぞみ207号

8:00東京駅発…着席してパソコンを起動

8:07品川駅着…メールをチェックし、急な案件に返信

8:18新横浜駅着…メールの返信が終わり、記事作成開始

9:41名古屋駅着…リラックスしすぎて、原稿の完成を予定していたが終わらず。新大阪まで1時間弱で焦りが出る

10:19京都駅着…ようやく、全ての項目を完成。その後、原稿の校正・校閲

10:30間もなく新大阪…新幹線が徐行運転に入る中、この記事を納品して素早く後片付け

10:33新大阪着…クライアントと打ち合わせ後、夜の東京までの上りでも2,000字程度の原稿を作成

自宅やカフェの場合、名古屋駅着のような焦りや危機感が出ません。ここが、フリーランスの最大のネックです。もちろん、自己管理が完ぺきなフリーランスなら、そんな心配はありませんが。
新大阪が終着ですので、名古屋から52分間で書き終えなければ、帰りの新幹線で残りを書くことになります。限りある時間の中で最大限の集中力を発揮し、時速260kmに打ち勝つことが、最大のモチベーションになります。

自分好みの角度を探せ!

カフェやファストフードで仕事をしていると、30分も過ぎれば背中や肩が疲れるケースがあります。当然、椅子にはリクライニングの機能などついているわけではなく、我慢をしながらの作業になります。新幹線のシートの場合、普通車のリクライニング角度は最大で28度前後です(ちなみにグリーン車は34度)。人間工学的には男性30度、女性20度が最も快適なリクライニングの角度といわれています。

新幹線の普通車では、男性も女性も座席がほぼ快適なリクライニングの角度を得られるわけです。体にかかる負担は、カフェやファストフードの椅子と比べると、はるかに小さいのです。当然、1時間や2時間は座っていることを想定してシートを設計しているわけで、仕事でも集中力が持続するのです。

出張先での楽しいアフターワークと目指せ直帰

新幹線で仕事がはかどる理由は、アフターワークに期待する人も多いからではないでしょうか。仕事を抱えながら、出張にいけば、ホテルに帰ってきてからも、仕事が待っています。現地の料理や酒を味わうこともできず、最悪はコンビニ弁当を食べながらパソコンをカタカタやるハメになります。これを回避するためにも、往路の新幹線で必死に仕事をするわけです。

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サラリーマンなら、出張先から直帰するためにも、復路の新幹線の車内で報告書を完成させるのが、大きな原動力になります。上司や総務担当から突っ込まれないよう、到着するまで真剣勝負です。フリーランスの方も同様に、企画書や原稿などは完成させ、翌日はすっきりとOFFにすることなどが励みになります。

ということで、新幹線こそ仕事の普段のポテンシャルを倍増させる、さまざまな要素が詰まっているのです。

―協力:sa-photoさん(48歳・男性)