信頼されるカメラマンの見積書の書き方
この授業で学べること
- お客様との間で認識のギャップを埋める方法
- カメラマンの注意すべき見積項目
カメラマンの仕事
「見積教室へようこそ。それでは、それでは授業を始めます。」
「お願いします!」
「今回はカメラマンの見積書に焦点をあてて進めます。みっちゃんはカメラマンに撮影を依頼したことはありますか?」
「ないですねー。でもよく結婚式とか、七五三とか、一生の思い出になるようなイベントでの撮影を依頼する人はいますよね!」
「そうですね。そういった一般の方からの撮影依頼の他にも、メディアに掲載するための写真を撮影するなど、依頼内容は様々です。カメラマンが見積書を作成する上で、トラブルを未然に防ぎ、お客様の信頼を勝ち得る為には、どんなことに気をつければよいかを一緒に考えていきましょう。」
「はい!」
「今回は、一般の方からの依頼におけるカメラマンの仕事にフォーカスして話を進めたいと思います。」
カメラマンの料金形態は、お客様にとって馴染みのないもの
「恐らく、初めてプロのカメラマンに撮影依頼をしたときに悩むのは、料金プランです。カメラマンの料金は『カット数』や『時間』によって設定されていることが一般的です。」
「そうなんですねー。じゃあ、依頼するお客さんも事前にある程度、「こんな写真が何枚は欲しい」とか考えなきゃいけないんですね!」
「その通りです。その他にも、出張カメラマンの場合、「交通費」も別途料金として請求することもあります。このように、「お客様からしてみれば、想定外の費用」が発生することが多くあります。そこで、事前ヒアリングや見積書を通して、お客様へ料金の内訳をしっかりとご理解いただくことが大切です。」
お客様に満足してもらえる写真を撮るために、事前に要望をしっかり引き出すことも大切な仕事なんです。」
「なるほど。」
見積項目ごとに含まれる料金を補足する
「その上で、分かりやすい見積書を作成しなければいけません。繰り返しになりますが、お客様の多くは、「何にどれくらいのの料金がかかるのか」を知りません。ですので、『撮影費』という項目一つにしても、「機材費を含む(又は、含まない)」という説明の記述を備考欄に加えるなどして、お客様との認識を一致させる必要があります。」
「他にも『駐車場代』や『入場料』など、撮影に伴い発生する料金をどのように請求するのかも、見積書に明記するとなお良いでしょう。」
「勉強になります!」
「ちなみに、最近ではよりリーズナブルなパッケージ料金で、カップルのデートの撮影をしてくれる “LOVE GRAPH”というサービスも流行っているみたいです。」
「こんなものがあるとは!!私には無縁です…。」
「…。それでは今回の授業はこれで終わります。お疲れ様でした。」