時計修理の見積書の書き方

見積項目表
見積項目 | 項目説明 |
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オーバーホール費 | 分解・掃除・組み立て・検査にかかる費用。分解後、内装部品の修理・交換の必要が発生した場合、その部品代は別途請求。(※1 詳細は下記「見積書作成のポイントは?」を参照ください。) |
ガラス交換費 | 部品(ガラス)の代金+工賃(技術料)。 |
竜頭交換費 | 部品(竜頭)の代金+工賃(技術料)。 |
電池交換費 | 部品(電池)の代金+工賃(技術料)。 |
パッキン交換費 | 部品(パッキン)の代金+工賃(技術料)。 |
防水検査 | 防水検査にかかる工賃。 |
ベルト交換費 | 部品(ベルト)の代金+工賃(技術料)。 |
ベルト調整費 | ベルトの調整にかかる工賃。 |
外装研磨費 | 外装の研磨仕上げにかかる工賃。 |
文字盤再生費 | 文字盤の修復・交換にかかる工賃。 |
見積項目(オプション) | 項目説明 |
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出張費 | 大型置き時計の修理など、出張を伴う修理の移動費。 |
見積書サービス「Misoca」は、項目に入力していくだけで1分で見積書が作成できるサービスです。メール送信、PDFダウンロードなど豊富な機能もご利用いただけます。
フリーランスや中小事業者に大人気の見積書サービスです。
見積書作成のポイントは?
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内装部品の交換について(※1)
内装部品交換が必要はパーツについては、オーバーホール時に初めて分かることが殆どですので、弊社では工賃は「オーバーホール費」に含め、部品代は別途請求するという形をとっています。お客様には見積書の提出時にその旨をご説明し、承諾をいただいた上で修理に取り掛かります。
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症状から考えうる修理箇所を洗い出して、見積書を作成する
依頼を受ける際に、使用状況や症状をお客様からお聞きし、必要な修理を想定した上で見積書を出しますが、実際に分解をしてみないとわからないことも勿論たくさんあります。「いかに正確な見積書を出すか」に注意を払い、提示した見積書の金額を厳守するようにしていますが、事前に提出した見積書と実際の見積金額に大きな乖離が発生した場合には、お客様にその旨をお伝えし再見積りをすることもございます。
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長く使用することを前提とした修理内容・使用方法を提案する
お客様に不具合なく長く時計をお使いいただけるよう、最善をつくすのが私達の仕事です。修理後、短期間で新たな不具合が発生すると、再び修理は致しますが、お客様との信頼関係を揺るがすことになりかねませんので、依頼箇所のみ修理をするのではなく、先のことを考えた上で、前もって交換したほうがよいパーツなどは提案させていただいております。見積書にもあらかじめその項目を入れ、お客様にご説明した上で最終的な見積金額を決定します。
『監修者のご紹介』

代表 木村 善一 様
代表の木村善一は、1級時計修理技能士 保持者であり、労働省時計修理中央検定委員として技能検定業務にも長年従事した。その確かな技術を評価され、中部地区唯一のスウォッチグループ ジャパン指定サービスセンター『中部地区指定サービスセンター』として認定を受け、その代表も務める。