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部活動の苦しみとエッセイの書き方

誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)を読みました。

目次
プロローグ 人を動かす書く技術
第1章 「書く」ことで生活が劇的にチェンジする
第2章 まずゴールを決める
第3章 ビジネスの文書力
第4章 学生のための文章術
第5章 メールは余力を残すな
第6章 評価されるワンランク上の文章力

これまでも文章術のような本は何冊か読んでおり、例えば『理科系の作文技術』や『新しい文章力の教室』は文章を書く技術についてはとても学びが多いものでした。

しかし、いくら技術や知識を得て文章力をあげたとしても、自分の文章力というのは定量的に計測することが難しいため、文章を書くたびに「これでいいんだろうか?」という不安や苦しい気持ちは消えませんでした。そういう疑問にこの本の著者ははっきりと回答してくれます。

私が重視するのは、文章の書き方ではなく、その「内容」の方です。「内容」とはすなわち、物事をどう捉えたか、発見は何であるか、ということに尽きます。
発見というのは、何も「人類史上初の発見」である必要はありません。書き手であるあなたにとっての発見は何なのか、ということです。
(中略)
私たちが求めているのは、そういう芸としての文章力ではありません。ここでの書く力とは、発見や独自の視点が盛り込まれた文章を書く能力です。

プロのような文章力は必要なく、とにかく書く人の発見や独自の視点が盛り込まれているかどうかが最重要だと定義してくれているわけです。

そんなの当たり前だと思う方もいるかもしれませんが、私には大きな発想の転換を与えてくれました。私は文章を書くというとどうしても有名な小説家などの文章の表面的な部分と比較してしまい「自分はなんて語彙が少ないんだ」「こんな全然奇抜じゃない結論にしか出てこないんだ」と悲しい気持ちになるからです。

本書では何度も「文章力は重要ではない」「あなたの発見が何より大事だ」と繰り返され、表面的な技術より大事なことがあると説いてくれます。そのためなんだか自分の文にも意味があるような気がして自信が湧いてきました。(そしてこの文章を書いています)

本書を読んで思い出したのが下記の記事です。

ドイツ人元Jリーグ監督が”部活”に抱いた違和感「練習が休みと言ったら全員喜ぶ」 | THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト : https://the-ans.jp/column/16911/

この記事では日本の部活動はおかしい。部活動は苦しいのが当たり前になっているが、ほとんどの人はプロになるわけではないのだから楽しいものであるべきだ。ということが述べられています。

この記事を読んで、部活は苦しいのが常識だと思ってきた私は頭を思いっきり殴られたかのように頭がグラングランしました。なぜこんなことを一度も疑うことがなかったのだろうかとショックを受けたからです。

いつ私は部活動は苦しく、読書感想は難しいものだろうと思い始めたのでしょうか?私の場合は小学校でのサッカー少年団での経験や読書感想、行事の感想文の経験でしょう。それが今36歳になるまで約30年近くアップデートされずに勝手に苦しいだの辛いことだのと思い込んでやってきてしまったわけです。

そう考えると他にもどれだけ無駄な思いこみってあるんだろうと恐ろしくなってきます。(逆に楽しいと思ってるけどしっかり考えると楽しくないという思い込みもありそうです。怪しいのは飲酒かなあ。)

とにかく本書で読書感想、エッセイ、ビジネス文書や小論文の書き方の型と心構えというのを学ぶことができました。有名な小説家の文章術や洞察力の高い人の発見などとの比較を気にせず、自分なりの視点に注目し、これまで以上にノビノビと文書が書けそうです。

(この記事は本書で紹介されている基本の型を元にタイトルづけ、結論、途中のステップなどを組み立てました)

誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)

「内向型を強みにする」を読んだ

「内向型を強みにする」という本を読みました。

なるほどーと思ったのは内向型の人は全体の25%しかいないという話でした。どおりで内向的だと生きづらいわけだと納得しました。

この本を読むことで自分のどういったところが内向的な面なのか自分で理解が深まったのもよかったです。読んだ後に、何か嫌な気持ちになったり、心地よいことがあると「あ、これは内向的な部分が反応したな/そうじゃないな」と自分を客観的にみて、その対応を冷静にできる機会が増えました。

他にも例えばパーティーが苦手だとか、人の多いイオンなどに行くと激しく疲れるってのは自分の内向的な面として認識していましたが、スポーツ観戦や音楽鑑賞がそれほど好きでないというのも内向型の特徴だったりするというのが知れたのもよかったです。

私の妻は本書を読む限り外向的に分類されるようで、『内向的な夫と外向的な妻の夫婦』のセクションは「なぜうちの話を知っているのだろう」というぐらいぴったりのことが書かれていて面白かったです。

こういったことを知ることで、普段自分が「なぜ他の人のようにうまくできないんだろう」と感じている点について、それが頑張ればできるのか、それとも頑張ったとしても難しそうなのかという判断材料の一つとして使えそうです。

ただし、この本はちょっと全てを内向的・外向的という分類で説明しようとしすぎかなというところもあるのでその辺りは多少割り引いて読む必要があるかなと思います。

 

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」を読んだ

2014年に読んで、先月起業した仲間にも贈ったお気に入りの1冊です。エッセンシャル思考と言っても難しい方法の紹介ではありません。単に99%の無駄なことを排除して1%に集中していくにはどうすればいいのかということが書いてあります。当時ハイライトしたお気に入りのフレーズをいくつか紹介します。

「この仕事は、自分が今やれることのなかでいちばん重要か?」

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これが一番気に入っています。お金と時間がない中では、あれもこれも手をつけて中途半端に終わるのが一番いけません。この2年間なんども自問し続けてきました。

「もしもこれを持っていなかったら、今からお金を出して買うだろうか?」

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これも好きです。開発では「もう一度同じ機能を開発するだろうか?」というような質問に置き換えてもいいと思います。

「自分は何が大好きか?」  「自分は何がいちばん得意か?」  「世の中の大きなニーズに貢献できるのは何か?

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これもなんども考えました。私は34歳ですが、これまで34年間できなかったことは今後もできません。もちろん知識を身につけたりすることはできますが、例えば「リーダーとして力強さ、カリスマ性を発揮する」「飲み会でネットワークを広げる」などはできないし、できたとしても得意な人には勝てません。だったらこれまでうまくできたことで成果を出すしかないと考えています。

TEDの人気スピーカー、デレク・シヴァーズ。彼は自身のブログで、「もっとわがままにノーを言おう」と主張している。中途半端なイエスをやめて、「絶対やりたい!」か「やらない」かの二択にしようと言うのだ(1)。  そのためのコツは、基準をとことん厳しくすること。「やろうかな」程度のことなら却下する。「イエス」と言うのは、絶対やるしかないと確信したときだけだ。

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絶対にイエスだと言いきれないなら、 それはすなわちノーである。

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やりたいことはたくさんあるし、チャンスっぽいものもたくさんある、アイデアもたくさんあるけど全部はできない。だから全部できないということを認めて、一つ一つ減らしていって、三つでも二つでもなく一つに絞り込む。そしてその一つを完璧にできるかどうか・・・一つを完璧にできるかどうかが肝心だと私は思います。

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「自由をつくる自在に生きる」を読んで自由と小遣い制のススメ

結論からさきに書くと、「人生の目的は自由だ」と僕は考えている。自由を獲得するために、あるいは自由を構築するために、僕は生きている。少なくとも、今は本気でそう考えているのである。

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森博嗣という人は本当に面白い。こう言う変な人が変な人について文章をたくさん書いてくれるのは嬉しいことだ。

僕も人生において自由というのはとても大事だと思う。自由でなくてもせめて自分が不自由であることを自覚して生きていきたいなと思う。

そして何が自由で何が自由じゃないかというのはとても大事だ。一見制限があって不自由であっても、その制限をはずす自由があるならそれは自由だと考える。

例えば僕が小遣い制でやっているのもそうだ。たまに飲み会などで「小遣い制なんですか?」と笑われるが僕には笑われる理由がよく分からない。

僕の場合は「妻が家計を全部やってくれている。超助かる」と言う感謝の気持ちしかないし、いつでも小遣い制をやめようと思えば止めれるのだから僕の定義では不自由ではない。

もちろん中には嫌々小遣い制になっている人もいるかもしれないが「小遣い制=不自由=配偶者に尻にひかれてる」というような考え方は短絡的だし、「選択肢が多い=自由」という考え方も少し違うように思う。(実際に尻にひかれていないとは言っていない)選択肢が多いということは考えることが多いということだ。考えるスピードというのは各人それぞれでそれほど違わないから大事なこと以外で考えたくないなと思う。

つまり僕の場合は使えるお金を制限して他のことに考える時間を使いたいということだ。みんなもどんどん小遣い制にしていこう。

森博嗣さん、本当に面白いです。

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「EAT&RUN」を読んだ

もっと遠くへ、もっと自由に!

彼はなぜ、完全菜食主義者にしてウルトラマラソンの王者に君臨し続けたのか?ベストセラー『BORN TO RUN』に登場し、世界中のランナーを魅了しつづけるランニング界の「生ける伝説」が初めて明かす、食べること、走ること、そして生きること。極限を求め続けたランナーの魂の彷徨、ニューヨークタイムズ・ベストセラー!

EAT&RUN : スコット・ジュレク, スティーヴ・フリードマン, 小原 久典, 北村 ポーリン

すごい人の話。

結論から書くと私もウルトラマラソンをまた走ろうと決めた。走りたい気持ちに火がついた。

私は数年前に88kmの村岡ダブルフルウルトラランニングというウルトラマラソンに参加したことがある。なんとか制限時間内にゴールし、ゴール直前には思いがけず涙が溢れるほど大きな達成感を得た。しかし初挑戦ということもありタイムは散々で心残りがあるのだ。

村岡ダブルフルはアップダウンが激しく上りの合計が2,500mもある過酷な部類のレースで、レースの後半5時間ぐらいはずっと
「(自分からリタイヤはしたくないので)車にひかれたい」「イノシシに襲われたい」「崖くずれに少しだけ当たりたい」
というのを心の中で唱え続けていた。今回また出たいなと思えたのは、単にあの時の出場しなければよかったという気持ちをわすれているからかもしれない。

本書で印象に残ったのは友人ダスティの話だ。このダスティという人は本当に実在したのだろうか。それぐらいスコット・ジュレクとの補完関係が見事でおもしろい。今は交流が減ってしまっているようだが、それでも学生の頃からの付き合いで、ウルトラのペーサーを何度も勤めるぐらいの交友関係というのは羨ましい。

ビーガン(完全菜食主義)やウルトラマラソンに興味のある人、BORN TO RUNにも出てきている人なので、そちらを読んだ人にはもちろんオススメの一冊。

EAT&RUN