与信限度額

今回は「与信限度額」について解説します。

 

「与信限度額」とは、得意先ごとに定めた債権(売掛金など)の残高の上限額のことです。受取手形や貸付金などもこれに含まれます。与信限度額を設定する目的は、取引先が倒産してしまった際に、自社が被る損失を一定額で防ぐためです。

 

また、あらかじめ与信限度額を設定しておけば、取引先から代金を回収できない「焦付き」や「貸し倒れ」を恐れて取引に消極的になることなく、限度額までは積極的に取引をできるようになります。

 

与信限度額を設定する際は、収益機会と与信リスクのバランスを見て、必要かつ安全な範囲内にしましょう。