見積りを依頼しよう
この授業で学べること
- 見積りの依頼方法
見積りを依頼しよう
今回は、見積りを依頼する方法について学んでいきましょう。はっちゃんの会社では、何かを購入したりサービスを利用したりする前に、ちゃんと正式に見積りを依頼していますか?
えっと、先輩が依頼しているのを見たことはあるのですが、私自身はまだ見積り依頼をしたことはありません。
なるほど。そのとき先輩は、相手先から見積書をもらっていましたか?
いえ、電話で要件を伝えてその金額を確認していました。でもちゃんと相手先の営業担当者に確認を取っていたので、内容や金額には間違いないと思いますけど…
たしかに、電話や商談の際に口頭で見積回答をもらうケースもあると思います。ただ口頭では見積りの内容が記録に残らないですよね。そうなると万が一、双方の認識のずれがあった場合に「言った、言わない」によるトラブルが発生してしまう可能性があります。
ああ、そういえば私がこの会社に就職するために引越し業者とやり取りしていた中で、同じような出来事がありました。最初に電話で聞いたときは値引きの話もされたのに、あとから交渉していたら「それはできない」って言われて…
それがビジネスの世界だったら、なおさら大問題です。だからトラブルを回避するためにも見積書の作成を依頼して、お互いに合意された内容をきちんと書面に残すことが大切です。
その通りですね。
それに、はっちゃんがもし相手先とのやり取りを任されて見積回答をもらったら、その内容を上司に報告するなどして、会社に購入予算を用意してもらう必要がありますよね?そのためには、内容について確実な証拠となる書類がないと、会社は承認してくれないはずです。
ちなみに、ある程度の規模の会社になると、決裁者の承認を得るために「稟議書」というものを提出したりします。このときに相手先が発行した正式な見積書の添付が必要になりますよ。
わかりました!トラブルを引き起こさないためにもきちんと見積書を発行してもらうようにします!
……あ、でもどうやって見積書って依頼したらいいんですか?
相手先も普段から見積書の作成はしているでしょうから、電話でもメールでも良いのでこちらの要件を伝えて「見積書を送ってください」とお願いすれば大丈夫です。メールの例を書いておくので参考にしてみてください。
見積り依頼メール 文例
件名:お見積書送付のお願い
〇〇株式会社
〇〇〇〇様
いつも大変お世話になっております。
ミソカインボイス株式会社の〇〇です。
早速ですが、貴社の「●●●●」の購入を検討しております。
下記の内容でお見積書をご送付下さいますようにお願い致します。
品目 ●●●●
数量 〇ケース
納期 〇月〇日まで
決済方法 翌月末銀行振り込み
お手数ですが、◯年◯月◯日までにお願い申し上げます。
宜しくお願い致します。
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ミソカインボイス株式会社
〇〇部 〇〇〇〇
TEL : 000-000-000
メールアドレス : xxxx@example.com
わー!ありがとうございます!なんだかそのままコピーしてメールを作成すれば私でも見積りの依頼ができそうです!
そうですね。まずはこのメールを参考に見積りを依頼してみましょう。
早く自分で見積りを依頼してみたくなってきました!!
いい心意気ですね。頑張ってください。
まとめ
今回は、見積書の依頼方法について勉強しました。はっちゃんもこれで見積りを依頼できそうですか?
はい!先生が作ってくれたメールなども参考にすれば今すぐにでもできそうな気がします!ありがとうございました!
それはよかったです。次回の授業は、「相見積もりってなに?」です。そちらで見積りの際のポイントとなる「相見積もり」について勉強しましょう。それではまた次回。お疲れ様でした。
ありがとうございました!