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『アイアンマン』のスーツを実在のテクノロジーで再現しようと思ったら、とんでもない見積結果になった!

投稿日:2016年2月19日

iron-man

アイアンマンことトニー・スタークは、巨大軍需企業「スターク・インダストリー」のCEOながら、天才科学者。自ら開発・製造したアイアンマンスーツを着用しテロリストらと闘います。

彼の開発した高性能スーツには武器や飛行用ジェット等、人工知能のJARVIS等様々な超ハイテク機能が搭載されていますが、このスーツを実際に実現しようとすると一体おいくらくらいかかるのでしょうか。
もちろん、映画やコミックに登場する架空のスーツなので、現在の技術で完全再現は不可能。そこで、アイアンマンスーツを「ヘルメット」「外骨格」「小型原子炉」「ジェットパック」そして「JARVIS」の5項目で成り立つものとし、それぞれと最も近しい既存のテクノロジーにかかる費用を算出して見積もってみたいと思います。

マウントディスプレイ付ヘルメット

アイアンマンのヘルメットは、マウントディスプレイ搭載、音声認識という一級品のガジェット。現実世界でこれに最も近いものとして、ここではF-35ライトニングⅡの乗員専用に開発されたハイテク・ヘルメット、Genシリーズを見てみましょう。

f-35_gen3

迫力満点。めちゃくちゃ強そうです。

2015年7月に試験提供されている「Gen2」のサンバイザー部分には双眼鏡並みの広視野角で周囲の風景が映し出され、全周囲のあらゆる情報を表示させる事ができます。戦闘機の各所に埋め込まれたカメラが捉える映像をリアルタイムで映し出すことにより、操縦者はまるで機体がスケルトン状態になったかのような自由な視野で空を飛び回ることができるそう。

2016年には、最新の夜間暗視装置や内臓液晶ディスプレイ、改良ソフトなどが組み込まれた最新モデル「Gen3」が生産されるとのこと。
このヘルメットは精密なフィッティングが必要で、装着車ひとりひとりの頭の形状に合わせてそれぞれオーダーメイドする必要があり、コストは一つあたり40万ドル。日本円にして約4,800万円です。

スーツの外骨格

あらゆる衝撃からトニーの身体を守りながら、彼の運動性をブーストさせる、パワードスーツとしての役割も担うスーツ。
パワードスーツについては、軍事目的や、福祉・医療分野のために実際に開発が進められています。
日本では、サイバーダイン社のHALが見た目にもクールですが、応用分野は主に福祉・医療分野。

サイバーダイン社のHAL

サイバーダイン社のHAL。SFチックでかっこいい!

そこでより軍事的な目的で開発が進められている、Raytheon社のXOSを見てみましょう。
XOSは、主に戦場の兵士達が疲労を感じることなく重量物を長距離運搬する事ができるように開発されています。
残念ながら今のところアイアンマンスーツのように手首から小型ミサイルを発射したり、ロケット噴出機能付きのブーツはないものの、着用者の動作を増強させ、およそ90キロの質量を繰り返し軽々と持ち上げる事ができます。
また多くのパワードスーツに対してXOSがユニークな点は、スーツが腕部と脚部に分かれておらず、フルボディタイプになっているところ。

XOS2

こちらがRaytheon社のパワードスーツ、XOS。映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を彷彿とさせる。

Raytheon社の副社長フレーザー・スミスはCNNのインタビューに対し、XOSは一着あたり15万ドルと見積もっています。日本円にすると、およそ1,800万円となります。

小型原子炉

トニー・スタークは武装テロリストに拉致された際に爆撃に巻き込まれてしまいます。飛び散ったミサイルの破片が心臓付近に突き刺さると、拉致状況下で小型の熱プラズマ反応炉「アーク・リアクター」を秘密裏に開発。ミサイルの破片を心臓部に近づけさせないため、自らの胸部に装着して電磁石に電力を送り続ける事によって生命を維持しました。
その後このアーク・リアクターは改良され、アイアンマンスーツの動力炉として活用されます。

動力炉として捉えた時に最も近しい実物としてあげられるのが、MMRTG(Multi-Mission Radioisotope Thermoelectric Generator)と呼ばれる原子炉。こいつがあればパワードスーツどころか研究所もまとめて1年分の動力を確保する事ができてしまいます。
最も、トニーの胸に埋め込まれている手のひらサイズのアーク・リアクターを思えば、MMRTGはまだまだ小型化する必要がありそうですが…。

MMRTG

NASAのマーズ・サイエンス・ラボトリーで開発が進められるMMRTG。

NASAが見積もったところ、MMRTGにかかる開発費用は3,600万ドル、日本円にして43億2,000万円となります。

ジェットパック

ヘルメットにスーツ、小型原子炉が揃ったところで、空を自由に飛べなければアイアンマンとは呼べません。とは言え、現在の技術では、さすがにアイアンマンのようにスーツで埋め込む形で長時間自由に飛行できるジェットパックは再現されていないのが実情です。イメージとしては、スターウォーズに登場するボバ・フェットのような、背負い込む形のものが主流です。

個人用ジェットパックの製造開発を行うのは、ニュージーランドのMartin Aircraft社。同社のモデルでは飛距離30~50kmを約30分間飛行できます。最高速度はなんと時速74km。
れまで開発されたジェットパックが数十秒〜数分の飛行しか出来なかったことを考えると、Martin Aircraft社のジェットパックはかなりイノベーティブと言えるでしょう。

ジェットパック

デザインも洗練されたMatin Aircraft社のジェットパックは、男のロマンを具現化したような存在。

現在、2017年を目処にした一般発売に向けて現在サイト上でクラウドファンディングの形での予約を募っています。
予約リストに名前を入れるための最安価格は$5,000から。実際の購入権利を得るには、今のところ15万ドル、1,800万円が必要であるとされているようです。

JARVIS

忘れてはならないのが、トニー・スタークのありとあらゆる活動をデータと音声で支援する人工知能、JARVIS(ジャービス)の存在。
スーツの駆動状況を細かく管理したり、ヘルメットを通じて得た視覚情報から敵の装甲の厚さを測定し、手持ちの武器で応戦可能かどうかを瞬時に計測するなど、アイアンマンの戦闘に大いに貢献しています。また、まるで人間のようにスムーズな会話が可能で、トニーにとっては良き相棒でもあります。『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』では、JARVISの意識部分を複製して作られたシンセノイド『ヴィジョン』もアベンジャーズ陣営に参加しました。

JARVIS程の高度な知能を持つコンピューターを実現するには、世界で最も高性能なスペックが必要となるのは言わずもがな。
そこで、JARVISの開発費用を、日本の理化学研究所に設置されている「京」というスーパーコンピューターと同等のものと見積もってみましょう。

k-computer

日本が誇るスーパーコンピューター、「京」。図らずも赤いイメージカラーがアイアンマン的。

「京」は理化学研究所と富士通が開発した世界最高クラスの次世代スーパーコンピュータとされており、8160兆桁の計算を1秒で処理できるという、どういうことなのかサッパリわからないレベルの性能を誇ります。
「京」プロジェクトにかかった総費用は約1,111億円。
莫大な費用にも思われますが、参考までに、Appleが2010年にSiriを買収した時の購入額は約180〜240億円と言われてています。

アイアンマンを再現するための御見積はこちら!

  • マウントディスプレイ付ヘルメット:4,800万円
  • スーツの外骨格:1,800万円
  • 小型原子炉:43億2,000万円
  • ジェットパック:1,800万円
  • JARVIS:1,111億円

合計:1,155億400万円

映画『アイアンマン3』の時点でトニー・スタークは47機のアイアンマン・スーツを生産していますが、最も費用のかかっている小型原子炉と人工知能JARVISについては一度完成してしまえば汎用が効くものなので、残りは比較的低コスト(?)で再生産ができそうです。もはや、費用の感覚がよくわからなくなってきてしまいましたが…。

マーク・ザッカーバーグも奮闘中

アイアンマンはあくまでも架空のヒーローであり、再現しようと思えば今回見積もったような途方な金額になってしまいます。しかし、マウントディスプレイにパワードスーツ、ジェットパックや人工知能など、現実世界のテクノロジーをアイアンマンというポップカルチャーに近づけるための惜しみない努力は今日も世界中で行われています。
実際に、FacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグが2016年の個人目標として掲げたのが、「アイアンマンのJAVISのような」人工知能を開発する事で、既に研究を開始しているそうですよ。

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My personal challenge for 2016 is to build a simple AI — like Jarvis from Iron Man — to help run my home and help me…

Posted by Mark Zuckerberg on 2016年1月27日

2016年4月29日に公開予定の映画『キャプテン・アメリカ シビル・ウォー』は、”アベンジャーズ”のメンバーが「キャプテン・アメリカ派」と「アイアンマン派」に分かれて激突するという衝撃のストーリーが話題になっています。
キャプテンに攻撃される度、「そのスーツには◯◯円もかかっているのに…!」とヒヤヒヤしてしまいそうですね(笑)

参考URL:

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