信頼されるエクステリア業者の見積書の書き方
この授業で学べること
- 見積書でお客様の不安を解消させる方法
- 事前ヒアリングにおいて大切なこと
エクステリア業者の仕事内容
「見積教室へようこそ。今回はエクステリア・造園工事業の見積書に焦点をあてて進めます。」
「お願いします!」
「エクステリア工事とは、建物の前にカーポートやフェンス、門などを増設することです。」
「なるほど。私の家も何年か前に工事をしてカーポートを増設してもらいました!」
「そうですか。エクステリア工事は、既に建っている建物に追加する形で建設するケースも多くあり、その分トラブルになりやすいという側面も抱えています。例えば、『建物にヒビが入ってしまった』ということや、『見積書よりも高い金額を請求された』など。」
「そうなんですか!?確かに、『エクステリア トラブル』と検索するだけでもかなりの数の検索結果が出てきますね、、、!」
「エクステリア工事でよくあるトラブルを防ぐための注意点としてよく紹介されているのが、『業者とよく打ち合わせをする』ことや『変更がある場合はその度見積書を作成してもらう』といったことです。」
変更がある場合には必ず再見積もり
「そういった不安を多くのお客様が抱えているいるわけですから、逆に言えば業者側はその不安を出来るだけ解消してあげなければいけません。その方法は色々とあるとは思いますが、見積書もその役目を果たす重要なものであることは間違いありません。」
「先程あった、『見積書よりも高い金額を請求された』というトラブルが発生する原因としては、費用の説明なしに仕様の変更を重ね、しかし実はその一つひとつに追加料金が発生していた、というケースが多いようです。」
「えー!それはショックですね、、、値段が上がるのであれば、しっかりその都度説明をして、見積書も作りなおして欲しいですね。」
「そうですね。変更が発生する場合は必ずそれに伴い再見積もりをしましょう。もっと言えば、変更が発生しないように、事前ヒアリングをしっかりと行い、お客様との間で完成形のイメージ共有をしっかりすることが重要となります。」
事前ヒアリングにおいて大切なこと
「エクステリアは家の一部ですから、『この家に住む家族は、この先どんな家族になっていくのか』、ということまで考えた上で施工にとりかかることも業者は意識することが大切です。例えば、事前ヒアリングシートとして使えるチェックリストの中に『家族構成』を記入する欄がありますよね。」
「ありますね!家族構成を聞いたところで、それをどうやってエクステリアに反映させるんですか?」
「はい。例えば、現在小さなお子さんが2人いる4人家族だとしましょう。すると、お子さんが今後大きくなって自転車を乗ることが予想されるので、駐輪スペースは広めにとるのはいかがですか?という提案ができます。」
「なるほど!」
「それでは、今回はこれで終わります。併せてエクステリア・造園工事業の見積書の書き方もチェックしてみてください。お疲れ様でした。」
「ありがとうございました!」