信頼されるロゴデザイナーの見積書の書き方
この授業で学べること
- トラブルを最小限に抑える見積書の書き方
- 事前ヒアリングの大切さ
ロゴデザイナーの仕事
「見積教室へようこそ。今回はロゴデザイナーの見積書に焦点をあてて進めます。」
「お願いします!」
「ロゴデザイナーとして信頼される見積書の書き方を学びましょう。」
「はい!あのー、確認ですが、ロゴデザイナーの仕事ってロゴをデザインすることでいいですか?」
「間違ってはいません。ただし、一口にロゴといっても、商品ロゴから企業ロゴまで様々なロゴがあります。そのため、案件に応じて見積書の書き方にも注意が必要です。」
「なるほど。」
ロゴデザイナー特有の注意点
「ロゴデザイナーの料金は、デザイン提案数+修正回数に大きく依存します。トラブルを防ぐため、見積金額に含まれる『提案数』と『修正回数』については備考欄等へ明記する方がよいでしょう。例えば、「修正は2回まで」のつもりが、クライアントの意向によって3回以上の修正をすることになった場合、何も事前の取り決めがなければ、どうなるでしょう。」
「私がクライアントの立場なら、『知ってたらもう少し考えてから修正依頼したのに…先に言ってよ!』と思っちゃいますね。」
「そうなりますよね。あらかじめ見積書に、『見積書金額に含まれる修正可能回数』について、記載しておけば防げるトラブルですので注意しましょう。また、初歩的なことですが、聞き馴染みのない言葉は誰でも理解出来るような言葉に書き換えたり、備考欄に補足を加えることも見積書を作成する上で大切です。」
ロゴデザイナーのヒアリング項目
「ロゴデザインはクライアントの思考の方向性やイメージを形にする作業です。特に企業のロゴというのは企業の顔とも呼ばれるものです。そのため事前ヒアリングでどれだけクライアントの思いを掴めるかが鍵となります。」
「ヒアリングといえば、『チェックシート』はありますか!?」
「もちろんです!こちらにロゴデザイナーのチェックシートがあるので、一度確認してみてください。」
「へぇー、経営理念を聞くとは思わなかったです!」
「ちょっと意外に思うかもしれませんね。ロゴに会社の『色』を反映させるには必須のヒアリング項目とも言えるでしょう。」
「なるほどですねー。面白いですね。」
「このように同じ見積書であっても、業種や依頼内容によってその内容には幅があります。自分の職業特有の注意事項を抑えつつ、クライアントに信頼される見積書を作成しましょう。」