受注残管理とは?
この授業で学べること
- 受注残管理とは何か
- 受注残管理が必要な理由
受注残管理とは?
受発注教室へようこそ。それでは授業を始めます。
よろしくお願いします!
前回の授業「受注管理とは?」はいかがでしたか?受注管理の大まかな流れや注文請書について理解していただくことはできましたか?
はい!受注管理には「注文内容の確認、受注情報の登録、注文請書の発行、受注残の管理」といった流れがあり、さまざまな受注方法における注意点を学ぶことができました。
また、注文請書の大切さや書き方を理解することができました。今回の授業では「受注残管理」について勉強するのですよね?
また、注文請書の大切さや書き方を理解することができました。今回の授業では「受注残管理」について勉強するのですよね?
はい。今回の授業では「受注残管理」について解説していきます。在庫管理において、受注残を管理することは非常に重要な意味を持っていますので、今回の授業できちんと学んでいきましょう。
わかりました!よろしくお願いします!
受注残管理の必要性
はっちゃんは「受注残管理」と聞いてどのような業務か検討がつきますか?
うーん。わかりません…
では、はじめに「受注残」とは何かを簡単に説明していきますね。受注残はバックログなどとも言われ、取引先から注文を受けた商品に対して、まだ出荷していない残りの数量や金額のことです。受注はしたけれどまだ発送や納品をしておらず、かつ売上も上がっていない状態のことを指します。
なるほど。
受注残管理とは簡単に言えば、商品を受注してから、その商品を出荷するまでの間の受注数を管理することです。たとえば、在庫を持たずに受注してから商品を仕入れたり、一時的に在庫数が不足してしまっている場合には、受注してから出荷するまでに時間的なズレが発生しますよね?
例えば、ある商品について、営業担当のAさんが取引先から10個分の注文を受けたとします。でも倉庫には在庫が8個しか残っていなかったので、急いで追加発注をしてそれが納品されるの待っているとします。この段階で「受注残が10個ある」ということをちゃんと管理できていないとどうなるか考えてみましょう。
例えば、ある商品について、営業担当のAさんが取引先から10個分の注文を受けたとします。でも倉庫には在庫が8個しか残っていなかったので、急いで追加発注をしてそれが納品されるの待っているとします。この段階で「受注残が10個ある」ということをちゃんと管理できていないとどうなるか考えてみましょう。
翌日、営業担当のBさんが別の取引先から同じ商品をすぐに5個欲しいと言われ、倉庫にある在庫数だけを見て「在庫があるのですぐに発送できます」と回答してしまったら?
あ、その在庫はAさんがすでに取引しているものなので実際には存在しないものです。だからBさんは商品をお客さまに渡すことができません。
その通りです。ですので、在庫管理を行う上では目に見える在庫の「ある・なし」だけではなく、受注残や、発注済みの商品がいつ納品されるかまで管理しておかないとトラブルにつながってしまうのです。
なるほど。受注残管理に失敗して仮に出荷できないなんてことが起きてしまえば取引先との信頼関係にもつながる大きな問題となってしまいそうな気がしてきました…
受注残管理は大切ですね。
受注残管理は大切ですね。
まとめ
いかがでしたか?受注残管理の大切さが理解していただけましたか?
はい。在庫管理を行う上では目に見える在庫の「ある・なし」だけではなく、実際に受けた注文情報を元にして受注残管理を行っておかないと、お客さまに迷惑をかけてしまいかねないなと思いました!
いい理解ですね。正確に受注残管理を行うことでトラブルを事前に防ぐようにしましょう。今回の授業はこれで終わりにします。次回の授業は、「商品を出荷・納品する際の流れ」です。それではまた次回。お疲れ様でした。
ありがとうございました!