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プロジェクトを始める時にオススメのインセプションデッキの紹介

こんにちは、豊吉です。引き続き新しいプロジェクトに取り組んでいます。

Misocaでは必ずプロジェクトの開始時に「インセプションデッキ」というものを作るようにしています。インセプションデッキというのはプロジェクト開始時にしておくといい10個の質問とその回答のことで、「アジャイルサムライ」という書籍で詳しく紹介されています。

普通のプロジェクトのキックオフミーティングと大きな違いはありません。ただこの10個の質問が非常によく考えられていて鋭いので、新規プロジェクトにおける「やな予感」「悪い臭い」を察知できますし、その後も各自が自主的に動くための指針となります。

例えば悪いキックオフミーティングでこう思ったことはないでしょうか

・「なんのためにやるプロジェクトだっけ?」
・「社長が言ってるようなシステムはこの納期では絶対にできないけど・・・まいっか」
・「社長が言ってるシステムと、マネージャーが言ってるシステムは違うようだけど・・・まいっか」
・「リリース後にやる仕事が結構あるはずなんだけど・・まあ誰か考えてるよね」
・「機能Aの品質を上げるためなら機能Bについては最低限の機能提供だけでいいと思ってるけど、当然みんなもそう思ってるはずだよね?」

社会人の皆さんなら、こんな疑問があるまま進めてプロジェクトが失敗した経験が何度かあるんじゃないでしょうか。こういったことをできるだけ避けたいのであればインセプションデッキの質問について皆で考えるのはオススメです。

Misocaではプロジェクトのテンプレートとして下記のようなことについて考えるようにしています。

## 我われはなぜここにいるのか?

「なぜ」を明確にしよう!

何のために自分たちはチームを組むのか。自分たちの顧客は誰なのか。そ もそもこのプロジェクトが始まった理由は何なのか。こうしたことを再確 認する。

## エレベーターピッチを作る

30 秒以内に 2 センテンスでプロジェクトをアピールするとしたら、何を伝 えるべきだろうか?」」

## やらないことリストを作る

プロジェクトで実現したいことというのはかなり明確になっているもの だ。それと同じかそれ以上に、やらないこともはっきりさせよう。そして それをわかりやすく一覧にするんだ。

##「ご近所さん」を探せ

「プロジェクトの関係者」に含まれる範囲というものは、自分たちが思っているよりもずっと広いものだ。そうした「ご近所さん」を招いて、コーヒーでもごちそうしながら自己紹介ぐらいしてもいいんじゃないだろうか。

コアチームメンバー

プロジェクト関係者

これらを列挙しよう

## 解決案を描く

チーム全員の認識が揃っていることを確認するために、概要レベルのアー キテクチャ設計図を描こう。

## 夜も眠れなくなるような問題は何だろう?

プロジェクトで起きる問題のなかには、考えることすら恐ろしいものだってある。だが、あえてそうした心配事について話し合おう。どうすれば最 悪の事態を避けられるだろうか? 被害を最小限に食い止める方法はあるだ ろうか?

失敗するとしたらどんなことがあるか?

それを防ぐにはどうすればいいだろう?

## 期間を見極める

どれぐらいの期間が必要なプロジェクトだろうか? 3 ヶ月? 半年? それ とも 9 ヶ月?

ざっくりしたタイムラインはどうなっているだろうか

## 何を諦めるのかをはっきりさせる

プロジェクトにはいくつか操作可能な要素がある。期間、スコープ、予算、 それから品質。現時点で譲れない要素はどれだろう? 譲ることになるのも やむを得ない要素はどれだろう?

期間、スコープ、予算、品質に14の順番をつけよう

## 何がどれだけ必要なのか

期間はどれぐらいかかりそうか? コストは? どんなチームならプロジェ クトをやり遂げられるだろうか?

責任者

予算

いつ完了するか

決めよう

この中でも私が特に重要だと思うのは

・我われはなぜここにいるのか?
・夜も眠れなくなるような問題はなんだろう
・何を諦めるのかをはっきりさせる

の質問です。

我われはなぜここにいるのか?

当たり前のようで意外と一致してないのがこの質問です。たとえ「ユーザーの利便性向上のため」で一致していても「顧客のどの課題を解決するのか」ということは一致していないことが多いと思います。

夜も眠れなくなるような問題はなんだろう

これが出てこないということであれば、誰も考えていないか、言い出しにくい空気のあるプロジェクトだということです。プロジェクトが開始できる状態なのかどうかの良い指標になる質問だと思います。

何を諦めるのかをはっきりさせる

これを決めることで各自が自分の判断で動けるようになります。Misocaでいうと

「○は納期優先のプロジェクトなので実装をやめておきました」
「Xは品質優先なので納期を伸ばしたいです」

というような意見が上がり勝手に進んでいくことがあります。優先度についてしっかり話しておくことで誰かの判断を仰ぐことなく進めていけるわけです。

いかがでしたでしょうか。インセプションデッキは単なる質問ですので、今のプロジェクトにチームで導入できなくても自問自答してみるだけでもプロジェクトにいいことがあるかもしれませんね。

さらに詳しく知りたい人は書籍の方をどうぞ

アジャイルサムライ――達人開発者への道 | オーム社 eBook Store : https://estore.ohmsha.co.jp/titles/978427406856P

豊吉隆一郎

株式会社Misoca代表取締役

2002年より名古屋にてフリーランスとしてWeb制作を始める。
2011年6月、株式会社Misoca(旧スタンドファーム株式会社)を設立。

趣味はマラソン、将棋、マニュアル化。
CSNagoya勉強会共催者、名古屋Ruby会議スタッフ、OSCNagoya2011実行委員長など

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