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Misocaのエンジニア採用プロセス2016秋(2)

Misocaのエンジニア採用プロセス2016秋の続きです。今日は選考に入る前の会社見学と一次選考について紹介します

会社見学

必須プロセスには入っていませんが、Wantedly経由の場合や知人の紹介などの場合は会社見学に来てもらうことが多いです。会社見学は交通費支給にしています。

目的はオフィスの雰囲気、リモートワークの様子などを見てもらうこと、入社したらどんな人と働くことになるのか知ってもらうことです。

スケジュールとしてよくあるのは昼頃に来ていただき会社を見てもらい、開発者とランチに行くコースです。時間としては3時間程度、ランチがなければ1時間程度で終わります。

事前に本人の希望を聞いて、具体的に転職を考えているのであれば私と1:1で話す時間をとってMisocaについて詳しくお話しさせてもらったりもします。

転職を考えてなくても見学にくるだけの人もいます。私としてもMisocaを知っている人が増えることも採用活動の一環だと思うので気軽に参加してもらえたらと思います。

一次選考

一次選考はオンラインでGoogleハングアウトを使うことが多いです。オンラインでやる理由はまずはお互いに移動時間を節約できるからです。さらに副次的なメリットとして応募者の服装や振る舞いなど、仕事の能力と関係ないところを見ないで済むということもあります。

30分ぐらいの時間でお互いに自己紹介をして、残りの多くの時間を気になってることや質問に答える時間に使います。

工夫していることとして面談は採用担当者ではなく、私や一緒に働くことになるエンジニアが出席するというのがあります。Misocaのような小さな会社の場合は「どういう人と働くか」「共感できる考えを持った会社・経営者なのかどうか」ということが重視されるだろうと考えるからです。

そして「どういう人と働くか」というのは現メンバーにとって非常に大事なことです。ですので私がいい人だと言っても、開発者がNoと判断した場合は二次選考に進めることはありません。

今回は会社見学と一次選考について紹介しました。明日は二次選考のミニプロジェクトについて紹介します。ミニプロジェクトは会社に来てもらって入社体験してもらう特別な選考です。

Misocaのエンジニア採用プロセス2016秋

こんにちは、豊吉です。今日はMisocaの採用プロセスについて紹介します。

現在こんな感じで採用をしています。

  • 書類選考
  • 一次選考(主に豊吉担当)
  • 二次選考(ミニプロジェクト)
  • 合否判定・条件交渉

これらのステップをどのように考えて作ったのか紹介します。

採用プロセスを作るプロセス

以前の採用プロセスは私を中心にその場その場で考えてやってきました。しかし、これから本格的に人を採用して名古屋で最高の開発チームを作っていくにはきちんと仕組み化する必要性を感じていました。そこで、まずは私が自ら学び最強の採用プロセス作りに取り組みました。

私が「学ぶ」と言った場合、それは本をできるだけたくさん買うことです。本を買いすぎて会社に遊びに来た方も気になったようで恥ずかしかったです。

しかし当然ですが、知れば知るほど採用活動というのは簡単なものでないということがわかりました。私にとって採用というのは「応募を集める活動」のことだったのですが、それ以上に募集前の準備や、応募してきた人とどう接するかということが大事なんだと学べました。例えばやるべきこととして主要なものだけでもこれぐらいある感じです。

  • 準備
    • どういう人が来て欲しいのか認識を合わせる
    • まずMisocaがどういう会社なのか知る
      • 今のメンバーはなぜMisocaを選んだのか=アピールポイント
      • 社内整備(不満があれば不満を解消する)
  • 募集
    • 自社サイト
    • 採用メディアへの掲載
    • スカウト活動 / 転職エージェント
    • 採用説明会 / 採用イベント開催
  • 選考
    • 採用基準を明確にする
    • 選考ステップを明確にする
    • 面接の進め方

そこで素人が片手間でやっていては無理だと諦め、社内で人材業界の経験があるHさんに助けてもらうことにしました。Hさんに本当にこれだけのことをやらなくてはいけないのかと聞くと

「当然」

と言われました。そして、Hさんに協力を仰いだところ「以前からいろいろ気になっていた」と快く力を貸してもらえることになりました。そこから一気に採用プロセスの整備や社内のヒヤリングが進み、今のような仕組みが出来上がりました。もっと早く頼るべきでした。

大事にしたこと

Hさんと取り組んで面白いというかなるほどなと思ったのは、プロセスを作る時に基本的には応募者側の気持ちになって考えるということです。応募者側に合わせるとこちらはとても大変になります。しかしHさんとしてはそれが当然だ言わんばかりに応募者側が楽なようにいろいろなことを組み立てていきました。例えば

  • 応募者に負担がかからないようにする
    • 最初はオフィスに来なくていい
    • 採用担当者の面談を省き、最初から代表者(豊吉)やエンジニアと話す
  • 結果の連絡は素早く(遅くても数日以内)にする

といった感じです。こういったHさんの方針をベースに私の「一緒に働く人と話したり会えることが大事」「リモートワークのあるMisocaではテキストベースのコミュニケーション能力を重視」といった意見を取り込んでプロセスを作っていきました。

 

少し長くなってきたので今日はこの辺にして、明日は各ステップでの工夫を紹介します。

平成28年度 起業家甲子園・起業家万博 東海地区大会 ICT Mentor Platform ビジネスプラン発表会に行ってきました

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本日は平成28年度 起業家甲子園・起業家万博 東海地区大会 ICT Mentor Platform ビジネスプラン発表会という大会に審査員として参加してきました。

「起業家甲子園」、「起業家万博」の全国大会の挑戦権をかけて12チームがピッチをするというイベントです。

ピッチの前には勝屋 久さんの講演がありました。勝屋 久さんことカッチャマンは以前は「プロフェッショナルコネクター」現在は「LOVEコネクター」としてスタートアップ・ベンチャーに関わる人であれば知らない人はいないという方です。

カッチャマンの話で印象に残っているのは

  • 目標は究極のカッチャマンになること
  • 本音で生きることを大切にしている
  • 本音で生きるためにはやりたいことを探して叶えていくことが大事

ということでした。この中で本音で生きるというのは私自身も一番大事にしていることですので、改めて「カッチャマンに対しても本音で生きていると言い切れるだろうか」と、自分自身について考えさせられました。

その他学生部門のピッチで出ていたところについて内容と感想を紹介します。

「錯覚介護~あの辺りさがしてみたら?~」 ココ・イル(中京大学)

画像認識を使って認知症の方の「なくし物」のトラブルを解決するサービスです。コンセプトとしてシステムが直接問題を解決するのではなく、システムが本人が解決できたかのようにサポートしてあげるという点が面白かったです。

画像認識とサポートにペッパーを使うということなので、いっそペッパーが「ものを預かる」「持ってくる」ということをしてくれたら僕も使ってみたいなと思いました。

「ITを活用した新しいベビーゲート〜見えないところで子供を守る〜」 中京大学

3歳児ぐらいまでの子どもが家の中で危険に合わないように、特定の行動を感圧センサを使い親に通知するするというサービス。資料がポイントをきちんと押さえており、話し方も堂々としておりとても素晴らしい発表でした。

私も子どもがいるので、子どもがベランダに一人で出たり、ベッドなどから落ちたりという心配はよくわかります。その上で、親が本当に欲しいものは通知システムじゃないよなと感じます。まずは今のコンセプトのプロトタイプを現場に持ち込んでフィードバックを受けることでいいものになる可能性を感じました。

「Mr.Link (ミスター・リンク)」 Mr.Crazy(中京大学)

大学の時間割アプリにSNS的な機能をつけたアプリです。

参入障壁が低いし、大学生が身近ですぐに思いつきそうなので、Snapchatの閲覧期限のような何か1点突破でバズるアイデアが必要かなと思いました。これもまず作ってリリースしてみると思いがけない発展の方向性がありそうです。「どうやって広めていきますか?」という審査員からの質問に「(他校でも)授業の5分前に宣伝する」と言っていたのが印象的でした。そういうことができる人であれば絶対うまくいくと思います。

「私の第2のおじいちゃん、おばあちゃん」 中京大学 大学院

時間がないという働く世代と、時間が余っているシルバー層をマッチングするサービス。

ビジネスモデルとしては成立しているし、世の中のためになるようにも感じます。ただ、実際に発注したい、発注されたいという人がいるかどうか発表では伝わりませんでした。今後ご本人が発注を受けたり、発注してみたりするとよりリアルなビジネスプランになるのではと思いました。

「みんなで食の物語を築くプロジェクトサイト-Kodawari-」 名古屋大学

食に関するクラウドファンディングサイト。

発表に熱がこもっていて引き込まれるものがありました。すでにオープン前で、参加する人も決まっているなど行動力も伴っており、今回本戦へのメンタリング権を獲得されました。今後のオープンが楽しみです。

全体的に学生の皆さんの発表のレベルの高さには驚きました。いろいろ調査もしているし、発表もよく練習しているのを感じました。素晴らしかったです。

今日は審査員としての参加でしたが、私もチャレンジャーの一人として今一度「本音で生きる」「やりたいことを叶えていく」ということを考え明日からもやっていこうと思います。

コミュニティースペースができるまでの思い出

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Misocaにはコミュニティスペースという弥生と共同で使っている部屋があります。ここは休憩したり、仕事をしたりと自由に使っています。

部屋には寝れるぐらい大きいソファやカウンターチェア、コーヒーセット、自動販売機などがあり気分転換にはとても良い部屋です。

私がこの部屋を作る責任者だったので、その時の思い出を書きたいと思います。

畳を置くか置かないか問題

まずMisocaメンバーの意見を取り入れようとどんな部屋にしたいか皆に聞きました。するとリラックスできるから畳を置きたいという人たちが数名いました。

私は焦りました。なぜなら私はオフィスに畳を置くのは嫌だったからです。しかし反対意見なのは私だけでした。

本来は皆の意見を尊重するべきなのですがどうしても嫌だったのでこっそり畳なしで進めようとしました。しかし、それはなぜかバレてしまいました。

止むを得ずこの後は畳を導入することで話を進めました。自分が責任者なのに自分が絶対に嫌なことを進めるというのはとても辛い経験でした。

しかし奇跡は起きました

コミュニティスペースの場所の都合上、ビルの管理会社の許可が必要だったので確認を取ったところ、なぜか畳はNGとなったのです。おそらく「畳=床材の変更」もしくは「畳=火災の危険」みたいな管理規定に引っかかったのだと思います。

NGになったのは私のせいではないのですが、皆が私を疑っていることが「社長」という普段目にしない敬称が使われているところから読み取れて悲しいです。

コーヒーをどうするか問題

次に「コミュニティースペースでコーヒーを飲めるようにしよう」という提案がでました。Misocaのメンバーは私を含め毎日コーヒーを飲んでいる人が多いので盛り上がりました。

オフィス機器の業者に見積もりをもらって、興味のある8人ほどで集まってどういうものがいいか意見を出してもらいました。すると

  • ミルクが入ってないと飲めない
  • 豆が選べないなら飲まない
  • どうせなら1杯ずつ挽いてドリップで飲みたい
  • 安物のコーヒーを飲むぐらいならコンビニで飲む
  • アイスコーヒーが飲みたい

などという意見が出ました。要するに皆がコーヒーを飲んでいるようで、実は好みはバラバラだったということです。結局意見はまとまらないためコーヒー同好会は30分ほどで解散しました。

現状は電動ミル(ナイスカットミル)とドリッパーを置いて、各自が豆を持ってくるというスタイルでコーヒーを楽しむようにしています。ナイスカットミルはとてもいいですね。

こんな感じでいろいろあったコミュニティスペースですがMisocaへお越しの際は是非のぞいていってください。

作る前に売れるかどうかを検証する

いまMisocaでは新機能の開発をしていて(過去に新機能を開発していなかった時期はないのだけど)、それが大きめのものなので顧客インタビューをしようとしています。

顧客インタビューをするというと

「市場調査やユーザーテストなんて意味がないし、顧客は本当に欲しいものは知らない。とっとと作ったほうが早い」

というようなことを言われることがあります。私も早く作りたい方なので気持ちはわかります。ただ、そういう意見が出てくるということは、私やMisocaが採用しているリーンな製品開発の文脈でいう顧客インタビューとは前提の認識が違っているということです。そこで、このエントリーでは改めて顧客インタビューとはどういうことなのか整理したいと思います。

私が顧客インタビューでしたいことは「作るより先に売りこみをする」ということです。

例えば私は顧客インタビューを初めてする前はこういうことを思いました

・インタビューに最適な人はどうやって見つけるんだ?
・都合のいいインタビューイーを見つけて意見を聞いても意味がない
・何人にもインタビューするのは時間がかかって大変だ

しかし、よくよく考えるとこれらのことはどうせ製品を作ったらしないといけないことです。欲しいと思ってる人を探したり、たくさんの人に製品を知ってもらうようにしたり、利用者に意見を聞いたり・・・つまり本当に製品を作った後に「買いたい!」という人を探すことができるというなら、先に探すことだってできるはずだということです。

そして、もし先に「買いたい!」という人に出会えたなら、どうしてその課題を解決したいのか、他にどんな機能がセットになっているべきなのか、逆に不要な機能は何なのかを聞くことができ、最初の開発期間を数週間単位で短縮でき大きな無駄の削減になります。

Misocaの例でいうと開発前に次のようなアンケート用紙を持って私の知り合いをまわりました。

Misocaは私自身の「請求書が面倒くさい」という気持ちから始まったサービスですが、実際他の人はどう思っているのか聞きに行ったのです。「面倒くさい」と共感してくれる人も多かったですが「大事な仕事だから手渡しにこだわってる」「楽しい仕事だからそういうサービスは使わないと思う」というような仮説を壊すような意見もたくさんもらいました。
そんな中でも「お金を払ってでも使いたい」という人に、じゃあ実際どういう機能が最低限必要かということを聞いて最初のリリース時に必要な機能を決めていきました。
あの時インタビューをしていなければ、必要な機能が何かわからず、あれもこれも「あるべきだ」「ないのは非常識だ」と想像上の顧客の意見を聞きながら開発し、リリースに何倍も時間がかかったと思います。

作ってから売るのではなく、売れるかどうか検証してから作る。それが事業の成功確率を上げ、自信を持って開発できるコツだと思います。

次回は「何をインタビューするか」について書きたいと思います

豊吉隆一郎

株式会社Misoca代表取締役

2002年より名古屋にてフリーランスとしてWeb制作を始める。
2011年6月、株式会社Misoca(旧スタンドファーム株式会社)を設立。

趣味はマラソン、将棋、マニュアル化。
CSNagoya勉強会共催者、名古屋Ruby会議スタッフ、OSCNagoya2011実行委員長など

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