請求書作成サービス「Misoca(ミソカ)」

無料で試してみる

MENU

地方での起業について話をしてきました

(2013-08-24の別ブログの投稿を転載しました)

起業系トーク&Meetupイベント 「世界を目指す起業家、地方を目指す起業家」というイベントにご招待いただきスピーカーとして参加してきました。

僕はクラウド請求書管理サービス「Misoca」というのを名古屋で運営していて、これまでサービス紹介などでイベントに登壇することは何度もありました。しかし起業家とかベンチャーの話というのはそういう身分でもないと思っていたので避けてきたのですが、会社もいよいよ一気に成長スピードを上げていくフェーズに入ったので参加させて頂きました。

このエントリはイベントでしゃべったことと、その補足の内容になります。

(まず結論)地方は不利なのか

まずスタートアップにとって地方は不利。これは認めざるを得ない。

なんせ情報がない

地方にはスタートアップやってる友達も先輩もいない。
だから僕はシリコンバレーや東京で「〇〇社がXX万円調達」なんて聞いても、投資による資金調達という方法があるとは知っていても具体的にはどういうことなのか全然わかってなかった。
僕がなんとなくわかったのは起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なことが発売されて、これを読んでからだ。
この本を読んで僕はやっと投資をうけることがどういうことで、単に運転資金が増える以外にどういう意味があるのかやっと分かった。
この本は本当に偉大だと思う。

東京の人は信じられないかもしれないけど、名古屋在住の僕が初めて東京のスタートアップのイベントに行って思ったのは「本当にスタートアップって存在してるんだ」ってことだ。それぐらい地方には情報がない。あとベンチャーキャピタルの人に初めて会った時も「実在するんだ」とおもった。

成功したベンチャー起業家が東京にはたくさんいる

ベンチャーやスタートアップが東京にはたくさんあるというのも大きな違いだ。

成功している経営者からは直接役に立つことをたくさんのことを学べるし、彼らも支えあって急成長してきた経緯があるので他のベンチャーを助けることを厭わないことが多いように感じる。
「旅先で道を聞くときは美人に聞け、なぜなら美人は周りの人に親切にされて育ってきたから親切が当たり前だと思っている。」みたいな法則と同じなのかなと思っている。

地方で”社長”に会っても、9割はベンチャーではない。もちろんベンチャーじゃなくても偉大な社長というのは当然いるし僕も何人も知っている。だけどベンチャーをやろうとしているならベンチャーと付き合って、やり方を学ぶべきだ。

お金の話(創業資金・資金調達)

これも情報がないのと同じで、地方で起業するとなったらお金を貯めるか、借金するかの二択が当たり前なんじゃないだろうか。

創業資金のことでいうと、たとえば地方にはまだシードの資金を調達して会社を興すという考え方はほとんど浸透していないし、起業して赤字のまま成長していくというような戦略も一般的ではない。
そもそも今は個人保証の不要なベンチャーへの貸付なんかもあるが、これもほとんど知られていないと思う。

ただ、例えば半年頑張るための300万円ぐらいをアコムで借りたり親を説得して借金するぐらいの情熱がないならどうせ続かないからやめたほうがいいかもとも思う。

ベンチャーキャピタルが地方にない

名古屋に支店をもってるベンチャーキャピタルはJAFCOなど2,3社しかない。それに比べ東京には30以上はあるんじゃなかろうか。

トップレベルの人は東京にいるってのが普通だと思う。

メリット

目立つ

名古屋でスタートアップとなれば今弊社は5番以内に名前がでてくるんじゃなかろうか。これが東京組に混ぜられるとそうはいかない。

人件費、各種費用が抑えられる

一般的に地方のほうが人件費は低いし、オフィスなども安い。が、会社が大きくなったらオフィス費用などはあまり東京だろうが地方だろうが誤差の範囲ともいえる。

東京の満員電車に乗らなくていい。また、流行に流されなくていいというのはメリットといえなくもない。

まとめ

なんかネガティブな内容が多くなりポストするのをやめたくなった。だけど、僕の経験からだと地方の人はまず情報の格差がものすごくあるということを気がついてないというのがあって、それが伝えたいと思ったのでポストをすることにした。

特に僕は名古屋という一応”三大都市”みたいなところに住んでいるせいで、情報などは十分にある(TechCrunchも読んでるし!)と思っていたにもかかわらずめちゃくちゃ知らないことだらけで本当にショックだった。

地方でスタートアップやベンチャーという形での起業を考えている人はまず東京のイベントに参加したり、ベンチャーキャピタルが主催するビジネスコンテストなんかに参加してみたりして、肌で他のスタートアップなどを感じてからメリット・デメリットを比べて考えてほしいと思う。

追記

読書感想「満員電車にサヨナラする方法」

「満員電車にサヨナラする方法」というタイトルなのに最初から最後までサヨナラする方法が具体的に書かれていないという衝撃。それはそんな方法というのはないということだと私は受け取った。

クラウドソーシングが満員電車を殺す

Amazonが殺したのは中途半端な書店で、楽天が殺したのは中途半端な卸業者、そしてクラウドソーシングが殺すのは中途半端な専門家であり、それは満員電車に乗っているような人達なのかもしれない。

クラウドソーシングが丸裸にするもの

具体的にはクラウドソーシングはこれまで仕事上で価値があった「付き合いが長い近くにいて話がすぐできる・人の感じが良い」というようなことを無価値にする。場所と時間に関係なく、より能力が高く、より安い人に仕事が流れる合理的な世界が作られるのだ。

”普通に”仕事が出来る人が不要な時代

序章にもあるように”人類史上初の一つの仕事では生きていけない世の中”がもう来ようとしている。それは2013年のベストセラー本で、2025年の人々の働き方について綿密な調査に基づいて書かれたWORK SHIFTでも超専門的か、2つ以上の専門分野がある人でないと生き残れない時代になると予言されている。

そこそこのレベルの人というのはクラウド(群衆)の中へと放り込まれ、尺度は能力と価格の2つというシンプルなルールで世界中の人と勝負をしなくてはいけなくなる。そして本書で書かれているような超効率的に仕事をこなす複数の能力に長けたクラウドソーシングハッカーに群集として取り扱われるのだろう。

これが本来の姿だ

残酷なように感じるが、そういったことはとっくにAmazon、楽天、Google、Wikipediaらがが始めていることで、彼らに仕事を奪われた人達は世界ではすでに数えきれないほどになっているはずだ。

ただし残酷ではあるが、個人的にはものすごく平等な社会がきているんだなと感じる。そして合理的だからこそ、今の若い人にとってはなんの違和感もないだろうと思う。違和感を覚えるのは昭和の人間だけだ(私も昭和の人間です)

なんであれ時代はどんどん変わる。今回はいわゆるサラリーマンの時代の終わりなのだろう。時代が変わっていくことは止められないのだから、それに逆らわず楽しい仕事をしていきたいものだと思う。

3分でわかる急成長をつづける「ごちクル」のビジネスとは

宅配弁当・配達・デリバリーの総合サイト【ごちクル】

先日「ガイアの夜明け」でも特集された、有名店の弁当や料理を配達・ケータリングするサービス「ごちクル」。急成長する「ごちクル」とはいったいなんなのか、なぜ評判がいいのか、どういったビジネスモデルで、既存の宅配サービスとはなにが違うのか考察したいと思います。

サービス内容は?

ごちクルは主に法人企業向けに弁当や料理を宅配するサービスです。販促、受注、宅配をごちクルが受け持ち、料理は既存のお店に作ってもらいます。

出前館となにが違うの?解決する課題は?

出前サービスといえば出前館が有名です。違いは出前館は既存のデリバリー業者向けに集客をしているだけという点です。

それに対してごちクルでは

  • 商品開発
  • 高級店のデリバリー化
  • 一括受注・宅配

ということを行っています。これにより出前館ではできなかった下記のような課題を解決します。

  • 普通の弁当じゃない、美味しくて特別なものを出したい
  • 宅配システムを持っていない店でも宅配販売ができるようになる
  • 請求書で一括払いしたい
  • 支払先を1箇所にしたい

とくに下の2つは、企業の調達担当であればとてもうれしいものです。

まとめ

「高級・特別」と「法人特化」という切り口でごちクルは新たな市場を作り出しました。しかし単にその市場にサービスを展開するだけではここまでの成長はなかったでしょう。

店舗開拓・商品開発・コルセンターオペレーション・デリバリーシステムとすべてが高いレベルで組み合わせられるからこそ店舗は宅配を任せられるし、法人の調達担当も安心して発注できるのです。

ビジネスモデルはシンプルだけど、やってることは簡単には真似できない。そういった強みをもったごちクルはあっというまに企業にとって当たり前のサービスになっていきそうです。

話題のムック本「モノダス2014」とは

辛口批評で有名なモノダスシリーズの最新版である「モノダス2014」が今年も発売された。

このモノダスシリーズは、とにかくたくさんの製品を実際に試したり実験したりして納得行くまで調査。そして悪い商品はどこが悪いのかというところまで実名で徹底的に批評することで有名。モノ好きにはたまらない1冊である。

ジャンルも豊富で、例えば私は家電やキッチン用品にはあまり興味が無いが、機能性の衣服や最新の便利グッズなどには興味がある。

気になる今回の批評対象は

スティック掃除機/アイロン/パイプ洗浄剤/スチームモップ/蒸気レス電気ケトル/新作掃除機/ノンフライヤー&ソーダマシン/トースター/
ホットプレート/レシピ本/快眠マットレス/ブルーライトカットメガネ/メンズヘアケア/オーラルケア/ケース付きT字カミソリ/テント/ゴルフ7/
体組成計/ランニングシューズ&ウェア/運動用ガジェット/あったか機能性インナー/筆記具/デスクチェア/Scan Snap/新型エネループ

などなど、これらが全て実名で「絶対おすすめ」「買ってはいけない」に分類されています。

ヒートテックの実力は・・・?

面白いのは今回も「ヒートテック」の実力が徹底的に検証されているということ。
私はかなりの冷え性なのでいろいろ試しているが、今一番気に入っているのは(グンゼ)GUNZE 紳士 HOTMAGIC(ホットマジック)だ。これは温かいだけでなく袖が絞ってあったり、丈が長かったりとおっさん臭いがしっかりと暖かさを考えていてくれている。

モノダスでは保温性ではベルメゾンの「ホットコット」を薦めているようだ。具体的な数値等はぜひ買って読んでみるといい。

 

読書感想「良い戦略、悪い戦略」

組織の取るべき戦略について山ほどの事例とともに語られた本。リチャード・P・ルメルトは戦略論については世界的権威であり、めちゃくちゃすごい人だそうだが、それにしてもよくもまあこんなハンニバルの時代から2010年代の話までよくしってるなーと驚かされる。

わかりやすくまとまっているのが悪い戦略のポイント

悪い戦略のポイント5つ

空疎である

何かいっているようで何も言っていないこと。

重大な問題に取り組まない

困難な課題を克服し障害物を乗り越えてこその戦略だが、その課題に立ち向かっていない。

目標を戦略と取り違えている

業績目標が戦略となっている。それ以上を目指せないものは戦略ではない

間違った戦略目標を掲げる

戦略実行のための戦略目標は間違えてはいけない

では、どんな戦略が良い戦略なのか

良い戦略の基本構造

次の3つの要素から良い戦略は構成されている

1.診断

状況を診断し、課題を見極める。

2.基本方針

課題どう取り組むか大きな方向性とを示す

3.行動

基本方針を実行するための一貫性のある一連の行動

感想

本書では難しいことは言っていないし、特別なことは言っていない。だけどこういったことを大企業や沢山の人が関わる組織で実践していくのはとても難しいのだろう。

私自身「重大な問題に取り組む」というのはどうしても逃げたくなるし、無意識のうちに無視しようとしてしまいがちだ。

また戦略について迷うようなことがあれば何度も手に取りことになりそうな本だった。オススメ!

★★★★★(5点/満点)